6 主はこう仰せられる。「イスラエルの犯した三つのそむきの罪、四つのそむきの罪のために、わたしはその刑罰を取り消さない。彼らが金と引き換えに正しい者を売り、一足のくつのために貧しい者を売ったからだ。
7 彼らは弱い者の頭を地のちりに踏みつけ、貧しい者の道を曲げ、父と子が同じ女のところに通って、わたしの聖なる名を汚している。
8 彼らは、すべての祭壇のそばで、質に取った着物の上に横たわり、罰金で取り立てたぶどう酒を彼らの神の宮で飲んでいる。
いよいよイスラエルの罪の告発が始まります。きょうの箇所では、イスラエルが犯している三つの罪が糾弾されます。(1)まず、弱者(貧しい者)への虐待の罪です。「彼らが金のために正しい者を売り、1足のくつのために貧しい者を売ったからだ」とあります。これは、裁判官たちが富める者たちからわずかばかりの賄賂を受け取るために、無実の者に有罪を宣言している姿です。当時、北王国イスラエルは物質的に繁栄していましたが、国内には富める者と貧しい者との大きな格差が存在していました。力ある者は弱い者を踏みつけ、社会正義は地に堕ちていました。これは、申命記16:19 の違反です。「あなたはさばきを曲げてはならない。人をかたよって見てはならない。わいろを取ってはならない。わいろは知恵のある人を盲目にし、正しい人の言い分をゆがめるからである」
(2)次に、祭儀的淫行の罪が糾弾されます。「父と子が同じ女のところに通って、わたしの聖なる名を汚している」とあります。これは、バアル祭儀に伴う神殿娼婦との性的行為を糾弾したものです。人々は神殿娼婦と交わり、主の聖なる名を「意図的に」汚していたのです。父と子が同じ女と交わることを、聖書はきびしく禁じています(レビ記18:7、15、20:11 など参照)。
(3)第三に、乱痴気騒ぎの酒宴が糾弾されます。これもまた、通常の酒宴ではなく、豊穣祭儀(バアル礼拝)における酒宴です。イスラエルの民は、主との契約を無視して偶像礼拝に走っています。律法によれば、「質に取った着物」は日没までに返さなければならないのですが、彼らはそれを広げて、その上に横たわりぶどう酒を飲んでいます。これもまた、律法違反です(出エジプト記22:26、申命記24:12 ~13)。さらに、彼らが飲んでいるぶどう酒は、「罰金」という不正の口実で得た金で買ったものです。このようにしたい放題の罪を犯しながら、イスラエルの民は裁きを受けないままでいました。その彼らに、アモスは主からの裁きを預言するのです。
私たちクリスチャンは、時代の風潮に飲み込まれてはなりません。この世の人たちが当然のことのように乱痴気騒ぎをしていても、私たちは目を覚まし、神のみこころを求めて歩む必要があります。「万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい」(Ⅰペテロ4:7)。
きょうの祈り
イスラエルの神よ。きょうも目を覚まして、主イエスとともに歩むことができますように。時代の流れに流されることのないように、私をお守りください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。
アーメン。
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