サポートする

アモス書1:2

2 彼は言った。「主はシオンから叫び、エルサレムから声を出される。羊飼いの牧場まきばはかわき、カルメルのいただきは枯れる。」

アモス書のテーマ

アモスが活動した時代

アモスが預言者として活動したのは、南王国ユダの王ウジヤ(前792~740年在位)、北王国イスラエルの王ヤロブアム2世(前793~753年在位)の時代です。すでに述べたように、この時代は物質的には大いに繁栄した時代です。(1)イスラエルは南北朝に分裂していましたが、ウジヤもヤロブアム2世も、ともに有能な王で、それぞれの国に繁栄をもたらしました。繁栄の理由は、三大交易路を支配し、そこから巨大な収入を得ていたことにあります。(2)当時の領土は、南北朝合わせると、ダビデ・ソロモン時代に匹敵するほどの広さがありました。(3)この時代は富と繁栄の時代でしたが、同時に、偶像礼拝が支配した時代でもありました。
アモスは、北王国イスラエルに行き、ベテルという町で主からの裁きのメッセージを語ります。ベテルは最北端の町ダンとともに、金の子牛が設置されていた「偶像礼拝の町」でした。アモスは北王国に対して、三つのメッセージを語っています。(1)イスラエルの民は、偶像礼拝の罪を犯している。(2)その罪に対して、神の正しい裁きが下る。(3)神は社会正義が回復されることを願っておられる。

シオンから叫ぶ主の声

(1)「主はシオンから叫び、エルサレムから声を出される」とあります。これは、ヨエル書3:16 の引用です。ヨエルの箇所では、主は異邦人に対して叫んでおられました。ここでは、主は北王国の民に向かって叫んでおられます。(2)「羊飼いの牧場はかわき、カルメルの頂は枯れる」とあります。これは、主の正しい裁きがいかに恐ろしいものであるかを教えています。イスラエルの地の中で、常に泉が湧いている場所は、カルメルの頂です。預言者エリヤの時代に3年間の飢饉ききんがやって来ますが、その時も、カルメルの頂には水がありました。現代でも、カルメル山は水が豊富で、緑豊かな山です。そのカルメルの頂が枯れるのですから、それ以外の場所がどうなるかは言うまでもありません。これは、「大」を例示して「小」も同然そうなることを教えるユダヤ的論法です。
人々が表面的な繁栄に酔いしれていた時代にあって、アモスは霊的な破産状態を見抜くことができた人物でした。あなたは現代の日本をどう評価しますか。表面的な現象ではなく、底流にある本質を見抜くことができなければ、私たちもまた時代の流れに流されるだけで終わります。今の時代は、主とともにシオンから叫ぶ人物の出現が待たれる時代です。

きょうの祈り

天の父よ。どうか私たちの国をあわれんでください。霊的な破産状態の中に、あなたの介入がありますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

レビ記22~23、マタイの福音書3

Message

ハーベスト・タイムによる無料の聖書講解動画(音声)サイト。

Information

毎朝6時にきょうの【クレイ】が
あなたのLINEに届きます!