15 イスラエルよ。あなたは姦淫をしても、ユダに罪を犯させてはならない。ギルガルに行ってはならない。ベテ・アベンに上ってはならない。「主は生きておられる」と言って誓ってはならない。
16 まことに、イスラエルはかたくなな雌牛のようにかたくなだ。しかし今、主は、彼らを広い所にいる子羊のように養う。
17 エフライムは偶像に、くみしている。そのなすにまかせよ。
18 彼らは飲酒にふけり、淫行を重ね、彼らのみだらなふるまいで恥を愛した。
19 風はその翼で彼らを吹き飛ばす。彼らは自分たちの祭壇のために恥を見る。
ホセアは、北王国イスラエルに向かって神からのメッセージを語った預言ですが、例外的に南王国ユダに向かって語る場合もありました。きょうの箇所は、その例外的な箇所です。ここでホセアが語っていることを要約すると、「南王国ユダよ、北王国イスラエルと同じ罪を犯してはならない」ということです。特に、イスラエルの三つの罪が指摘され、それを見習わないようにとの警告が語られています。
(1)北王国イスラエルが行っている礼拝を真似てはならない。15節には、「ギルガルに行ってはならない。ベテ・アベンに上ってはならない」とあります。ギルガルには、かつて預言者の学校がありましたが(Ⅱ列王記4:38)、北王国イスラエルはそこを偶像礼拝の中心地に変えてしまいました。ベテ・アベンはかつてベテル(神の家)と呼ばれていた場所です。そこが、今ではベテ・アベン(悪の家)と呼ばれるようになりました。アブラハムはベテルに祭壇を築きました(創世記12:8)。さらに、ヤコブもそこに祭壇を築いています(創世記25:18~ 22、35:13~ 15)。さらに、ベテルには預言者の学校もできました(Ⅱ列王記2:2~ 3)。そのように、族長たちが真の神に祭壇を築いてきた場所が、後には金の子牛を安置する場所となりました(Ⅰ列王記12:29)。そして、ホセアの時代には偶像礼拝の中心地となっていたのです。
(2)北王国イスラエルの頑なで不従順な姿勢を真似てはならない。16節には、「まことに、イスラエルはかたくなな雌牛のようにかたくなだ。しかし今、主は、彼らを広い所にいる子羊のように養う」とあります。イスラエルは背信の民であり、いつまでも悔い改めようとはしません。それゆえ、神は彼らを「広い所にいる子羊のように」されるのです。つまり、彼らは子羊が野の獣の餌食になるように敵の餌食になるということです。
(3)北王国イスラエルは偶像礼拝にふけっているので、そのままにしておけ。17節には、「エフライムは偶像に、くみしている。そのなすにまかせよ」とあります。「エフライム」というのは北王国イスラエルのことです。北王国の10部族の中でエフライム部族が最有力なので、エフライムが北王国の代名詞になっているのです。堕落した祭司たちが民を指導した結果、民は偶像崇拝、飲酒、淫行におぼれるようになりました。北王国イスラエルは、自らが犯した罪のために滅びるようになります。南王国ユダは、そういう民といっさいの関係を断ち切るべきなのです。私たちもまた、回帰不能点を越えたような人と付き合う場合は、十分に注意する必要があります。誤った礼拝、頑なな心、そして無節操な付き合いから守ってくださいと、祈ろうではありませんか。
きょうの祈り
イエス・キリストの父なる神さま。どうか私に気づきを与え、罪人の道から私を遠ざけてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
創世記45~46、ヨハネの福音書1
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