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ホセア書2:2~5

2 「あなたがたの母をとがめよ。とがめよ。彼女はわたしの妻ではなく、わたしは彼女の夫ではないからだ。彼女の顔から姦淫を取り除き、その乳房の間から姦通を取り除け。

3 そうでなければ、わたしは、彼女の着物をはいで裸にし、生まれた日のようにして彼女をさらし、彼女を荒野あらののようにし、砂漠のようにし、渇きで彼女を死なせよう。

4 わたしは彼女の子らを愛さない。彼らは姦淫の子らであるから。

5 彼らの母は姦淫をし、彼らをはらんで恥をさらし、そして言った。『私は恋人たちのあとを追う。彼らは私にパンと水、羊毛と麻、油と飲み物を与えてくれる』と。

イスラエルへの適用

ヤハウェ(主)の妻、イスラエル

ホセアは自らの結婚の体験をもとに、神からの啓示をイスラエルの民に向けて語ります。それは、「恋人たちのあとを追う」(5 節)妻への告発のメッセージとなっています。ここで、ヤハウェ(主)とイスラエルの民の関係を時間順に考えてみましょう(イスラエルはヤハウェの妻です)。(1)神はイスラエルと結婚関係に入られました。つまり、イスラエルと契約関係に入ったということです(申命記がその契約の文書です)。(2)しかし、イスラエルは姦淫の罪を犯しました。これは、偶像礼拝の罪のことです。(3)そこで神は、イスラエルと別居状態になりました(イザヤ書50:1がこれをよく表現しています)。(4)そしてついに、神はイスラエルを離縁します(エレミヤ書は、神からイスラエルに向けた離婚状です)。(5)姦淫の罪(偶像礼拝の罪)のゆえに、イスラエルの民の上に裁きが下ります。この状態は、現在も続いています。(6)将来、イスラエルが罪から清められ、神がイスラエルと再婚する時が来ます。
以上の六つの段階を心にとめて聖書を読むと、聖書の中のイスラエルの位置づけがよくわかるようになります。ホセア書は、この六つの段階すべてに関係しているわけではありませんが、その中のいくつかの段階に触れています。

別居状態

きょうの箇所の内容は、神とイスラエルが別居状態に入ったことを示しています。(1)神は、「彼女はわたしの妻ではなく、わたしは彼女の夫ではないからだ」と宣言されます。その理由は、妻の姦淫にあります。「姦淫を取り除き…姦通を取り除け」とは、「偶像礼拝を取り除け」という意味です。(2)もし偶像礼拝を続けるなら、イスラエルの民は「ロ・アミ(わたしの民ではない)」となります。妻の着物をはいで裸にし、外に追い出すのは、その妻が姦淫の女であることを示す習慣です。(3)さらに、イスラエルの民は「ロ・ルハマ(愛されない子)」となります。具体的には、イスラエルの地が荒廃こうはいし、砂漠化するということです。(4)ヤハウェの妻であるイスラエルは、大きな誤解をしていました。イスラエルはこう豪語していたのです。「私は恋人たちのあとを追う。彼らは私にパンと水、羊毛と麻、油と飲み物を与えてくれる」。「恋人たち」とは、偶像のことです。
イスラエルの民の失敗を見ながら、自分自身にも誤解がないかどうか吟味してみましょう。私たちが受けている祝福は、どこから来ているのでしょうか。父なる神の愛とあわれみを思い、神の子とされている幸いを感謝しようではありませんか。

きょうの祈り

天の父なる神さま。今私があるのは、あなたの恵みのゆえです。あなただけが私の神です。あなたにのみ信頼を置きます。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

創世記25~26、マルコの福音書9