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ルカの福音書8:19~21

19 イエスのところに母と兄弟たちが来たが、群衆のためにそばへ近寄れなかった。

20 それでイエスに、「あなたのお母さんと兄弟たちが、あなたに会おうとして、外に立っています」という知らせがあった。

21 ところが、イエスは人々にこう答えられた。「わたしの母、わたしの兄弟たちとは、神のことばを聞いて行う人たちです。」

イエスの家族

家族の価値

今日の箇所から、イエスは家族関係を軽視されたと結論付けるなら、それは大きな誤解です。聖書が、家族関係について何と教えているか、見てみましょう。「あなたの父と母を敬え。」(出エジプト記2012)。「子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことだからです。」(エペソ人への手紙6:1)。「父たちよ。あなたがたも、子どもをおこらせてはいけません。かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい。」(エペソ人への手紙6:4)。イエスご自身も、十字架の上から、母マリヤへの愛を存分に示されました。「イエスは、母と、そばに立っている愛する弟子とを見て、母に『女の方。そこに、あなたの息子がいます。』と言われた。それからその弟子に『そこに、あなたの母がいます。』と言われた。そのときから、この弟子は彼女を自分の家に引き取った。」(ヨハネの福音書192627)。家族の価値が軽視されるとき、その社会は崩壊の危機にあると言えます。信仰の名によって家庭が破壊される例は、カルト宗教に限ったことではないと思います。フルタイムの伝道者であれ、一般の信徒であれ、奉仕が偶像化するところでは、家族が傷を負い、家庭が崩壊していきます。もう一度、自らが家族と共有している時間とその質とを見直してみましょう。

第一のものを第一に

では、イエスの、「わたしの母、わたしの兄弟たちとは、神のことばを聞いて行なう人たちです。」という発言をどう理解すればいいのでしょうか。結論から言いますと、家族関係を大切にしながら、なおかつ、「第一のものを第一に」生きるということです。この箇所では、イエスはすでに公生涯に献身しておられました。群集に囲まれながら、神の国のメッセージを語っている最中に、母マリヤと兄弟たちが訪ねてきたのです。文脈から感じ取れるのは、イエスの家族が不信仰であったことと、かなり押し付けがましい態度が見られることです。しかし、どんなに親しい家族であっても、神の働きを妨害することは赦されません。そこでイエスは、「わたしの母、わたしの兄弟たちとは、神のことばを聞いて行なう人たちです。」と語られたのです。あなたの周りにある身近な人物やものごとが、神の働きを進める障害になっていることはありませんか。今、「第一のものを第一に」する勇気が与えられるように、祈りましょう。

きょうの祈り

イエス・キリストの父なる神よ。あなたを第一にすることこそ、家族を本当に愛する道につながることを信じます。私に知恵を与えてください。家族全員が、救われますように、お助けください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

ゼカリヤ11~12、詩篇97~98

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