サポートする

ルカの福音書6:12~16

12 このころ、イエスは祈るために山に行き、神に祈りながら夜を明かされた。

13 夜明けになって、弟子たちを呼び寄せ、その中から十二人を選び、彼らに使徒という名をつけられた。

14 すなわち、ペテロという名をいただいたシモンとその兄弟アンデレ、ヤコブとヨハネ、ピリポとバルトロマイ、

15 マタイとトマス、アルパヨの子ヤコブと熱心党員と呼ばれるシモン、

16 ヤコブの子ユダとイエスを裏切ったイスカリオテ・ユダである。

十二使徒の選び

徹夜で祈るイエス

イエスは、父なる神との交わり(祈り)を、生活の中心に据えておられました。イエス自身が、このように証言しておられます。「子は、父がしておられることを見て行なう以外には、自分からは何事も行なうことができません。」(ヨハネの福音書5:19)。十二使徒の選びという重大な局面を迎えたとき、イエスは通常よりもさらに熱心に祈られました(12節)。使徒の人数を12人にするというのは、イスラエルの十二部族との関連で、すぐに示されたのではないでしょうか。問題は、だれを選ぶかという点です。イエスは、苦闘しながら、父なる神のみこころを求めたに違いありません。あなたは今、人生の重要な岐路に立たされ、悩んでいますか。あるいは、大問題に直面し、悶々としていますか。それなら、徹底的に祈ることです。イエスがされたように、父なる神のふところに飛び込んで、みこころを求めることです。

イエスの選びの不思議

夜明けになって、イエスは弟子たちを呼び寄せ、その中から12人の使徒をお選びになりました。その12人を、4人ずつの3組に分けて考えると、覚えやすくなります。各組のリーダー的役割を果たしたのが、ペテロ、ピリポ、アルパヨの子ヤコブです。12人の使徒のうち、最初の11人までは比較的容易に名前が与えられたのではないでしょうか。しかし、最後のイスカリオテ・ユダに関しては、葛藤、不安、戦いがあったに違いありません。イスカリオテとは、「カリオテ出身の人」という意味です。彼だけが、ガリラヤ以外の出身で、洗練された都会人でした。ユダの選びは実に不思議ですが、少なくとも次のことは言えると思います。(1)ユダには、使徒として仕えるという最高の特権が与えられました。(2)彼は、最初は、忠実に主イエスに仕えたいと願っていました。(3)その彼の心に、サタンが入りました(ルカの福音書22:3)。(4)イエスは、最後まで、彼が悔い改めることを願い、本人にしか分からないことばで語りかけられました。このように見てくると、ユダは滅びに定められていたという考え方が、いかにイエスのお心とはかけ離れているかが分かります。神は、一人の罪人が滅びることも願ってはおられないのです。神の召しを全うする生き方こそ、最高の人生です。もしあなたの内に、神の光に背を向けている点があるなら、今こそ、悔い改めの時です。神は、あなたの帰りを待っておられます。

きょうの祈り

イエス・キリストの父なる神よ。私のような者を選び、特権をお与えくださったことを感謝します。どうか、あなたの召しを全うする人生を歩ませてください。今、聖霊のサーチライトで私の心を照らし出し、一点でも闇がありますなら、それを取り除いてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

ミカ書3〜4、テサロニケ人への手紙 第二2

Message

ハーベスト・タイムによる無料の聖書講解動画(音声)サイト。

Information

毎朝6時にきょうの【クレイ】が
あなたのLINEに届きます!