24 ダビデは妻バテ・シェバを慰め、彼女のところにはいり、彼女と寝た。彼女が男の子を産んだとき、彼はその名をソロモンと名づけた。主はその子を愛されたので、
25 預言者ナタンを遣わして、主のために、その名をエディデヤと名づけさせた。
産まれた子どもの死は、バテ・シェバにとってもショックでした。彼女は自分の罪のためにその子が死んだこと、また、主の怒りが非常にきびしいものであることを思い、深い恐れと悲しみに襲われました。そのようなとき、彼女を慰めたのはダビデでした。
(1)初めて「妻バテ・シェバ」ということばが使われています。ここで彼女は、ダビデの正当な妻となっています。ダビデは彼女を慰め、正式な夫婦関係の中で彼女を愛しました。(2)やがてふたりの間に第二子が与えられました。この子は「ソロモン」という名で呼ばれました。「平和な」とか「平和を好む」とかいう意味です。この名は、神と人との間に平和な関係ができたこと、また、ソロモンの治世は平和な時代になることを象徴しています。(3)主はその子を愛されました。主はさばきを宣告した預言者ナタンを再度遣わし、今度は祝福のことばを宣言させます。その子は、「エディデヤ(主に愛される者)」と名づけられました。(4)ソロモンの平和な治世は、イエス・キリストによってもたらされる「平和」を予表しています。イエス・キリストは、ご自身の血潮を流すことによって神と人との和解と平和をもたらしてくださいました。キリストによる世界大の平和が、やがてこの地上に実現します。今、イエス・キリストを通して神との平和に入れられていることを感謝しましょう。
(1)普通の国の王であれば、バテ・シェバ事件のようなことでも問題にはならなかったことでしょう。しかし、ダビデは神政政治下における王でしたので、罪の責任を免れることはできませんでした。(2)いつまでも罪を隠しおおすことはできません。神の目にはすべてが明らかです。(3)罪は赦されても、その結果は地上生涯の間残ることがあります。ダビデはそのことを体験しました。(4)ダビデが罪を犯すきっかけとなったのは、当面の問題が解決し、かなりの「余裕」と「暇」ができたことでした。多少の余裕ができた時は、だれにとっても危険な時です。そういう時こそ、主の恵みに感謝し、次の幻を求めるべきです。
きょうの祈り
天の父よ。どうか私が、現状に満足することなく、さらにあなたのみこころを行なうことができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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イザヤ書48~49、コリント人への手紙 第一3
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