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サムエル記第二6:6~11

6 こうして彼らがナコンの打ち場まで来たとき、ウザは神の箱に手を伸ばして、それを押えた。牛がそれをひっくり返しそうになったからである。

7 すると、主の怒りがウザに向かって燃え上がり、神は、その不敬ふけいの罪のために、彼をその場で打たれたので、彼は神の箱のかたわらのその場で死んだ。

8 ダビデの心はげきした。ウザによる割りこみに主が怒りを発せられたからである。それで、その場所はペレツ・ウザと呼ばれた。今日こんにちもそうである。

9 その日ダビデは主を恐れて言った。「主の箱を、私のところにお迎えすることはできない。」

10 ダビデは主の箱を彼のところ、ダビデの町に移したくなかったので、ガテ人オベデ・エドムの家にそれを回した。

11 こうして、主の箱はガテ人オベデ・エドムの家に三か月とどまった。主はオベデ・エドムと彼の全家を祝福された。

ウザの死

新しい車

神の箱は新しい車に載せて運ばれました。それをぎょしたのが、アビナダブの子、ウザとアフヨです。ダビデとイスラエルの全軍は、賛美と踊りをもって箱を運び上りました。しかし、箱を牛車に載せて運ぶのは律法違反でした。(1)神の箱は、ペリシテ人の真似をして牛車に載せるべきものではなく(サムエル記6:7)、レビ人が肩にになって運ぶべきものでした。その任務をゆだねられたのは、レビ人の中のケハテ族に属する者たちです。(2)また、たといケハテ族の者であっても、この聖なる箱に触れるなら必ず死ぬとの警告が与えられていました(民数記4:1415)。この警告が与えられたのは、この箱が聖なる神の臨在を象徴していることをイスラエルの民に教えるためでした。

ウザの死

民の大歓声は、一瞬のうちに恐怖の沈黙に変わりました。(1)牛が箱を引っくり返しそうになったため、ウザが神の箱に手を伸ばしてそれを押えました。その時、神の怒りが燃え上がり、ウザはその場で即死しました。(2)ダビデは、神の箱を運び上ることによって多くの人が死ぬのではないかと恐れ、それをガテ人オベデ・エドムの家に回します。この人物は、ケハテ族のコラ人に属していました(歴代誌26:1~4参照)。
ウザとオベデ・エドムの違いに注目しましょう。(1)ウザは、長い間神の箱とともに生活しているうちに、神の臨在に対する畏怖いふの念を失っていたのでしょう。安易に神の箱に手を伸ばしたのは、彼に思い上がりの心があったからです。(2)オベデ・エドムは、神の箱を自分の家に安置することを断りませんでした。彼は謙遜けんそんな態度で神の箱を自分の家に迎え、その結果3ケ月にわたって主の祝福を受けることができました。(3)不敬虔ふけいけんな態度でキリストの臨在に近づくのは危険なことですが、敬虔な態度でキリストの臨在を求めるなら、それは大きな祝福をもたらすものとなります。もう一度、自分の内にウザのような不敬虔な思いがないかどうか吟味しましょう。オベデ・エドムのような敬虔さをもってキリストの臨在に近づくなら、その人は神の祝福を受けることができます。

きょうの祈り

天の父なる神さま。私の内に、あなたに対する敬虔な思いと、あなたに対する幼子のような信頼とを作り出してください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

列王記第二23~24、詩篇47 ~ 48

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