13 ダビデはヘブロンから来て後、エルサレムで、さらにそばめたちと妻たちをめとった。ダビデにはさらに、息子、娘たちが生まれた。
14 エルサレムで彼に生まれた子の名は次のとおり。シャムア、ショバブ、ナタン、ソロモン、
15 イブハル、エリシュア、ネフェグ、ヤフィア、
16 エリシャマ、エルヤダ、エリフェレテであった。
ヘブロンにいたころのダビデには、6人の妻たちがいました。これでも多過ぎるほどなのに、エルサレムに移ってから、彼はさらに多くの妻とそばめたちをめとりました。これは、申命記17:17の違反です。「多くの妻を持ってはならない。心をそらせてはならない。自分のために金銀を非常に多くふやしてはならない」。ダビデのこの罪は、やがて深刻な呪いをダビデの家にもたらすことになります。その子ソロモンもまた、父ダビデよりもさらに拡大した形で同じ罪を犯すようになります。
成功を手に入れることよりも、成功したあとをどうするかのほうが難しいように感じます。成功は人を傲慢と油断に陥れます。主からの祝福を受けたとき、あなたはその祝福をどのように活用していますか。神を愛することと、神の栄光を表わすことを人生のゴールとする人は幸いです。
エルサレムで誕生した息子たちの名が挙げられています。「シャムア、ショバブ、ナタン、ソロモン」の4人は、全員バテ・シェバがダビデに生んだ子どもたちです。この中で、特にナタンとソロモンのふたりに注目してみましょう。(1)ダビデの王位を継承し、エルサレムに神殿を建設するのがソロモンです。ソロモンはその名が示すとおり、「平和の子」です。(2)一般的には、ソロモンはメシアであるイエスの先祖となったと考えられています。確かにソロモンは、イエスの義父であるヨセフの家系にその名を連ねています。しかし、ヨセフとイエスとの間には血のつながりはありません。また、マタイの福音書1:11にはエコニヤという人物の名が挙がっています。このエコニヤに関しては、エレミヤが呪いの預言を語っています。「この人を『子を残さず、一生栄えない男』と記録せよ。彼の子孫のうちひとりも、ダビデの王座に着いて、栄え、再びユダを治める者はいないからだ」(エレミヤ書22:30)。(3)イエスの肉体的先祖となったのは、ソロモンではなくナタンです。ナタンの名は、マリヤの系図に登場しています(ルカ3:31)。
神の計画は人知を超越したものですが、同時に、完璧なものでもあります。今、全知全能の神に全面的な信頼を告白しようではありませんか。
きょうの祈り
全知全能の神よ。あなたの御力を称えます。どうか私の信仰の枠を広げてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
列王記第二15~16、使徒の働き26
ハーベスト・タイムによる無料の聖書講解動画(音声)サイト。
最新のメッセージ
毎朝6時にきょうの【クレイ】が
あなたのLINEに届きます!