1 サウルの家とダビデの家との間には、長く戦いが続いた。ダビデはますます強くなり、サウルの家はますます弱くなった。
2 ヘブロンでダビデに子どもが生まれた。長子はイズレエル人アヒノアムによるアムノン。
3 次男はカルメル人でナバルの妻であったアビガイルによるキルアブ。三男はゲシュルの王タルマイの娘マアカの子アブシャロム。
4 四男はハギテの子アドニヤ。五男はアビタルの子シェファテヤ。
5 六男はダビデの妻エグラによるイテレアム。これらはヘブロンでダビデに生まれた子どもである。
その後の内戦の様子は、1節に要約されています。この戦いは、およそ7年半続きました。そして、ダビデ側は戦うごとに優勢になり、イシュ・ボシェテ側は戦うごとに劣勢になりました。ダビデにとっては、忍耐を試される時間だったことでしょう。しかし彼は、その忍耐を通して従順を学び、より完成された神の器となっていきました。私たちの心にも、「霊的な内戦」があります。霊的ないのちと肉の思いとが戦っています。しかし、忍耐して従順を学ぶなら、敵(肉の思い)は必ず駆逐されます。
ヘブロンでダビデに6人の息子たちが生まれました。(1)イズレエル人アヒノアムが産んだアムノン。(2)カルメル人アビガイルが産んだギルアブ。(3)ゲショルの王タルマイの娘マアカ(これは異邦人の女である)が産んだアブシャロム。(4)ハギテが産んだアドニヤ。(5)アビタルが産んだシェファテヤ。(6)エグラが産んだイテレアム。
この中で特に問題なのは、アムノンとアブシャロムです。後になってこのふたりは、大事件を起こします。アムノンはアブシャロムの妹タマルを恋して悩み、従兄弟のヨナダブにそそのかされて、タマルを犯します。その後彼は、タマルに対する激しい憎しみにかられ、彼女を追い出します。その結果、タマルは兄アブシャロムの家でひとりわびしく暮すようになります。それが原因となって、アブシャロムはアムノンを憎むようになります。それから2年後に、彼は兄弟たち全員を招いた祝いの席でアムノンを殺害します。ここから、ダビデとアブシャロム親子の葛藤劇が始まります。その原因を作ったのは、重婚をしたダビデ自身です。ダビデもまた完璧な人間ではありませんでした。主の御心にかなわない行動をした場合は、その刈り取りもすることになります。ダビデの信仰と失敗の両方から、教訓を学びましょう。信仰に基づく人生を生きたということこそ、子孫に残す最高の遺産です。
きょうの祈り
全知全能の神よ。私の内側には、霊的な内戦が戦われています。どうか、聖霊の助けによって勝利することができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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列王記第一17~18、詩篇43 ~ 44
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