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使徒の働き22:12 ~ 16

12 すると、律法を重んじる敬虔けいけんな人で、そこに住むユダヤ人全体の間で評判の良いアナニヤという人が、

13 私のところに来て、そばに立ち、『兄弟サウロ。見えるようになりなさい』と言いました。すると、そのとき、私はその人が見えるようになりました。

14 彼はこう言いました。『私たちの父祖たちの神は、あなたにみこころを知らせ、義なる方を見させ、その方の口から御声を聞かせようとお定めになったのです。

15 あなたはその方のために、すべての人に対して、あなたの見たこと、聞いたことの証人とされるのですから。

16 さあ、なぜためらっているのですか。立ちなさい。その御名を呼んでバプテスマを受け、自分の罪を洗い流しなさい。』

パウロの弁明(4)

洗礼は救いの条件か

先に進む前に、2 つの質問に答えることにする。洗礼は救いの条件か。奥義とは何か。
使徒2216 にはこうある。「さあ、なぜためらっているのですか。立ちなさい。その御名を呼んでバプテスマを受け、自分の罪を洗い流しなさい」。この聖句をどう理解したらよいのか。(1)洗礼は、罪を赦されるために受けるものではない。すでに信仰によって罪を赦された者が、主イエスの命令に従って受けるものである。(2)パウロの場合は、復活のイエスに出会い、この方を信じた時点で、救われていた。(3)「自分の罪を洗い流しなさい」とは、象徴的言葉である。洗礼は、イエスとの一体化を表現するための象徴的儀式である。洗礼は、罪が清められたことを表現するための象徴的儀式である。(4)人は、信仰により恵みによって救われる。洗礼は救いの条件ではないが、主イエスの弟子として忠実に歩むためには必要不可欠なものである。

奥義とは何か

エペソ3:3 ~ 6 にはこうある。「先に簡単に書いたとおり、この奥義は、啓示によって私に知らされたのです。それを読めば、私がキリストの奥義をどう理解しているかがよくわかるはずです。この奥義は、今は、御霊によって、キリストの聖なる使徒たちと預言者たちに啓示されていますが、前の時代には、今と同じようには人々に知らされていませんでした。その奥義とは、福音により、キリスト・イエスにあって、異邦人もまた共同の相続者となり、ともに一つのからだに連なり、ともに約束にあずかる者となるということです」。(1)パウロが、異邦人のための使徒となったのは啓示による。パウロが伝えるメッセージは奥義であって、これもまた神の啓示による。奥義とは、今までは隠されていたが、啓示によって明らかにされた真理である。(2)奥義の内容は次のものである。福音により、キリスト・イエスにあって、異邦人もまた共同の相続者となり、共に一つのからだに連なり、共に約束に与る者となるということ。パウロがどんな試練の中にあっても大胆に福音を語れたのは、それが神から与えられた啓示であるという確信があったからである。
私たちは、キリスト・イエスにあって共同の相続者となるように召された。クリスチャン生活のゴールは、その召しの中にある。このことを確信した者は、試練に打ち勝つことができる。私たちは、人知では想像できないような祝福に召されている。

きょうの祈り

天の父よ。この私も、主イエスあって共同相続者となるよう召されていることを感謝します。きょうも、その確信をもって歩みます。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

申命記21~22、マタイの福音書25

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