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使徒の働き19:1 ~ 7

1 アポロがコリントにいた間に、パウロは奥地を通ってエペソに来た。そして幾人かの弟子に出会って、

2 「信じたとき、聖霊を受けましたか」と尋ねると、彼らは、「いいえ、聖霊の与えられることは、聞きもしませんでした」と答えた。

3 「では、どんなバプテスマを受けたのですか」と言うと、「ヨハネのバプテスマです」と答えた。

4 そこで、パウロは、「ヨハネは、自分のあとに来られるイエスを信じるように人々に告げて、悔い改めのバプテスマを授けたのです」と言った。

5 これを聞いたその人々は、主イエスの御名によってバプテスマを受けた。

6 パウロが彼らの上に手を置いたとき、聖霊が彼らに臨まれ、彼らは異言を語ったり、預言をしたりした。

7 その人々は、みなで十二人ほどであった。

12人の弟子たちの救い(3)

先駆者バプテスマのヨハネの影響

メシアの先駆者、バプテスマのヨハネの影響は長く続いた。使徒の働きの中から、バプテスマのヨハネに関連した聖句を上げてみよう。(1)使徒1:5(復活のイエスのことば)。「ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるからです」。(2)使徒1116(ペテロの言葉)。「私はそのとき、主が、『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは、聖霊によってバプテスマを授けられる』と言われたみことばを思い起こしました」。(3)使徒1325(パウロの言葉)。「ヨハネは、その一生を終えようとするころ、こう言いました。『あなたがたは、私をだれと思うのですか。私はその方ではありません。・・・』」。(4)使徒1825(アポロの信仰の状態)。「この人は、主の道の教えを受け、霊に燃えて、イエスのことを正確に語り、また教えていたが、ただヨハネのバプテスマしか知らなかった」。(5)そして最後が、使徒19:3 ~4(エペソの弟子たちの状態)である。

パウロの教え

「そこで、パウロは、『ヨハネは、自分のあとに来られるイエスを信じるように人々に告げて、悔い改めのバプテスマを授けたのです』と言った」。(1)パウロは、彼らに福音を説明した。アクラとプリスキラ夫婦がアポロに説明したのと同じことが、ここで起こっている。バプテスマのヨハネの役割は、メシアを迎えるための準備である。準備とは、人々に悔い改めのバプテスマを授けることであった。(2)パウロは、イエスの死、埋葬、復活、昇天、聖霊降臨について彼らに教えた。ルカはこのことを記録していないが、それは当然のことだからである。
「これを聞いたその人々は、主イエスの御名によってバプテスマを受けた」。(1)彼らはパウロが語る福音を信じた。つまり、イエスの弟子となったのである。そして、信仰の結果としての水のバプテスマを受けた。(2)訳文を比較してみよう。「主イエスの御名によってバプテスマを受けた」(新改訳3 版)。「they were baptized in the name of the Lord Jesus.」(KJV)。「they were baptized into the name of the Lord Jesus.」(ASV)。ASVの訳が一番良い。バプテスマは、イエス・キリストとの一体化である。イエスを信じた者は、聖霊によってイエスと一体化させられる。この霊的事実を外面的に表現するのが、水のバプテスマである。イエスを信じる信仰によって、キリストのみからだなる教会の一部とされていることを喜ぼうではないか。

きょうの祈り

恵み深い父なる神さま。福音を信じる信仰によって、御子イエスと一体化されたこと、教会の一部とされたことを感謝します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

出エジプト記21 ~ 22、ヨハネの福音書10

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