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使徒の働き16:28 ~ 34

28 そこでパウロは大声で、「自害してはいけない。私たちはみなここにいる」と叫んだ。

29 看守はあかりを取り、駆け込んで来て、パウロとシラスとの前に震えながらひれ伏した。

30 そして、ふたりを外に連れ出して「先生がた。救われるためには、何をしなければなりませんか」と言った。

31 ふたりは、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」と言った。

32 そして、彼とその家の者全部に主のことばを語った。

33 看守は、その夜、時を移さず、ふたりを引き取り、その打ち傷を洗った。そして、そのあとですぐ、彼とその家の者全部がバプテスマを受けた。

34 それから、ふたりをその家に案内して、食事のもてなしをし、全家族そろって神を信じたことを心から喜んだ。

ピリピ伝道(10)

看守の救い

「そこでパウロは大声で、『自害してはいけない。私たちはみなここにいる』と叫んだ」。(1)パウロは、自害してはいけない、私たちはみなここにいると叫んだ。(2)扉が開いたのに、他の囚人たちはなぜ逃げなかったのか。ルカは説明していないが、パウロとシラスが伝える神の力を見て、畏怖の念が生まれたのであろう。囚人たちの中から、ピリピ教会のメンバーが何名か誕生したと思われる。
「看守はあかりを取り、駆け込んで来て、パウロとシラスとの前に震えながらひれ伏し・・・『先生がた。救われるためには、何をしなければなりませんか』と言った」。(1)「看守は明かりを求めてから、牢の中に駆け込み」(新改訳2017)。この看守は、監獄の長である。彼は、燈火を持つ部下を奥の牢に入らせた。そして、おののきながら、パウロとシラスの前にひれ伏した。(2)看守は、最も重要な質問をした。「先生がた。救われるためには、何をしなければなりませんか」。彼は、どのようにしたら神を知ることができるのかと問うている。彼は、罪を持ったままで神の前に立ってはならないことを感じたのである。
「ふたりは、『主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます』と言った。・・・」。(1)「主イエスを信じなさい」というのは、福音の内容のすべてではない。その夜、パウロとシラスは、看守とその家の者全部に福音の全貌を語った。福音の内容は、1 コリント15:1 ~ 8 に記されている。キリストは私たちの罪のために死なれた。死んで墓に葬られた。そして三日目によみがえられた。(2)「そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」。これは、あなたもあなたの家族も、主イエスを信じる信仰によって救われるという意味である。ある人の信仰によって、別の人が救われるという教えではない。
「看守は、その夜、時を移さず、ふたりを引き取り、その打ち傷を洗った。そして、そのあとですぐ、彼とその家の者全部がバプテスマを受けた。・・・」。(1)看守は二人を引き取り、その打ち傷を洗った。そして、彼と家の者全部がバプテスマを受けた。獄舎の中庭にある井戸の水を使ったと思われる。(2)その後看守は、パウロとシラスを家に招いた。傷の治療のためであり、食事を提供するためでもある。
信仰だけが救いの条件である。それ以外に救いの方法はない。自分が救われているかどうかを、みことばに基づいて確認しよう。

きょうの祈り

天の父なる神さま。いつの時代も信仰だけが救いの条件です。私も信仰によって救われたことを感謝します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

歴代誌 第二33~34、詩篇147~148

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