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使徒の働き4:36 ~ 37

36 キプロス生まれのレビ人で、使徒たちによってバルナバ( 訳すと、慰めの子) と呼ばれていたヨセフも、

37 畑を持っていたので、それを売り、その代金を持って来て、使徒たちの足もとに置いた。

バルナバ

バルナバと呼ばれていたヨセフ

「キプロス生まれのレビ人で、使徒たちによってバルナバ(訳すと、慰めの子)と呼ばれていたヨセフも、畑を持っていたので、それを売り、その代金を持って来て、使徒たちの足もとに置いた」。(1)バルナバは、慈善を実行した人物の例として登場する。これは、アナニヤとサッピラ(使5 章に登場)との対比のためでもある。(2)バルナバとはどういう人物であったのか。キプロス生まれのユダヤ人で、レビ人(レビ族の人)である。彼は、ディアスポラのユダヤ人だが、今はエルサレムに住んでいる。本名は、ヨセフである。ニックネームは、「慰めの子」である。「子(son)」は、その人の性質を表す言葉である。エウセビオス(教父であり歴史家)の記録によれば、バルナバは、イエスが派遣した70人の弟子たちの一人であるという(ルカ10)。バルナバのいとこ(あるいは甥)がマルコである(コロ4:10)。(3)「畑を持っていたので、それを売り」。モーセの律法では、レビ族の者は土地を所有することが出来なかった(民182324)。バルナバは、なぜ土地を所有していたのか。この土地は、キプロス島にあった可能性がある。別の可能性としては、捕囚からの帰還以降、レビ族に対する土地所有禁止命令がゆるやかになったことが考えられる。その証拠に、サドカイ派の人たちは大金持ちになっていた。

使徒の働きが記録するバルナバの奉仕

バルナバは、使徒の働きの中では重要な人物である。ここで、彼の奉仕がどうなるかを展望しておこう。彼は、迫害が起こってもエルサレムから避難しなかった(8 章)。彼は、パウロの友となった(9:2627)。彼は、使徒たちの信任を受けてアンテオケ教会に派遣された(112223)。彼は、聖霊の満たしによって奉仕した。「彼はりっぱな人物で、聖霊と信仰に満ちている人であった。こうして、大ぜいの人が主に導かれた」(1124)。彼は、パウロをアンテオケ教会での奉仕に誘い出した(112526)。彼は、パウロと協力して異邦人伝道に取り組んだ(第1 回伝道旅行)(1314 章)。彼は、マルコの処遇を巡ってパウロと対立した(153639)。
バルナバが大いに用いられた理由は、「聖霊の満たし」である。信者には聖霊の内住が与えられている。その聖霊に人格的に導かれている人は、聖霊に満たされた人である。内住の聖霊に、自らの心を明け渡そうではないか。

きょうの祈り

天の父よ。今、私の心を内住の聖霊に明け渡します。どうか聖霊によって導いてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

エレミヤ書9~10、コリント人への手紙 第一14

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