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ルツ記4:17b~22

17 近所の女たちは、「ナオミに男の子が生まれた」と言って、その子に名をつけた。彼女たちは、その名をオベデと呼んだ。オベデはダビデの父エッサイの父である。

18 ペレツの家系は次のとおりである。ペレツの子はヘツロン、

19 ヘツロンの子はラム、ラムの子はアミナダブ、

20 アミナダブの子はナフション、ナフションの子はサルモン、

21 サルモンの子はボアズ、ボアズの子はオベデ、

22 オベデの子はエッサイ、エッサイの子はダビデである。

ペレツの家系

オベデからエッサイへ

神の計画は、人間の予想をはるかに超えています。特に、ルツ記を読むとそう感じます。ルツ記の最後は、系図で終わりますが、その意味について考えてみましょう。
前回も確認したように、ルツが産んだ子は、オベデと命名されました。それは、「仕える者」という意味で、近所の女たちがその子につけたあだ名でした。それがそのまま、その子の名となりました。その名のとおり、オベデは主の計画に仕える僕となり、人類救済計画の中で重要な役割を果たしました。両親は、信仰によって、その子のあだ名が預言的意味を持っていることを察知したのです。オベデはエッサイの父となりました。そのエッサイから、ダビデが誕生するのです。私たちも、神が自分の子供たちに大いなる業をなしてくださるように、期待しましょう。

エッサイの子ダビデの系図

マタイの福音書1章の系図を読んでみてください。ルツ記を読んだ後にそれを読むと、意味がよく理解できます。旧約聖書に書かれた出来事を確認してみましょう。ユダは死んだ息子の嫁のタマルによってペレツ(パレス)とザラを得ました。ペレツ以降の系図は、ヘツロン、ラム、アミナダブ、ナフション、サルモン、ボアズ、オベデ、エッサイと続きます。そしてエッサイの息子の中の第8子として誕生するのが、ダビデです。
ベツレヘムは小さな町でした。しかし、ダビデが誕生したことにより、その町は「ダビデの町」と呼ばれるようになりました。ベツレヘムは、世界中の人々から記憶される栄光ある町となるのです。神は小さな者(ルツ)、小さな町(ベツレヘム)を、高い地位にまで引き上げてくださいました。乙女マリヤが、「主は、御腕をもって力強いわざをなし、心の思いの高ぶっている者を追い散らし、権力ある者を王位から引き降ろされます。低い者を高く引き上げ、飢えた者を良いもので満ち足らせ、富む者を何も持たせないで追い返されました」(ルカ1:5153)と歌っているのは、本当です。主が私たちのような小さき者のためにも、驚くような計画を持っていてくださることを感謝しましょう。

きょうの祈り

イエス・キリストの父なる神さま。あなたの恵みの大きさに、驚嘆しています。どうかきょうも、あなたの恵みを見上げつつ歩むことができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

ヨブ記38〜39、詩篇107 ~ 108