5 彼らはベゼクでアドニ・ベゼクに出会ったとき、彼と戦ってカナン人とペリジ人を打った。
6 ところが、アドニ・ベゼクが逃げたので、彼らはあとを追って彼を捕らえ、その手足の親指を切り取った。
7 すると、アドニ・ベゼクは言った。「私の食卓の下で、手足の親指を切り取られた七十人の王たちが、パンくずを集めていたものだ。神は私がしたとおりのことを、私に報いられた。」それから、彼らはアドニ・ベゼクをエルサレムに連れて行ったが、彼はそこで死んだ。
きょうの箇所は、昨日出てきたベゼクでの勝利の詳細説明になっています。ユダ族は最強の部族で、シメオン族は最も小さな部族でした。しかし、両者が協力し、カナン人に対して戦いを挑みました。結果は、イスラエル人の大勝利に終わりました。(1)ベゼクの王であったアドニ・ベゼクが捕縛されました。アドニ・ベゼクというのは個人名ではなく、ベゼクの王の称号です。(2)イスラエル人たちは、アドニ・ベゼクの手足の親指を切り取りました(恐らく、主の導きによって)。これは、戦うことも逃げることもできなくするためでした。(3)そのときアドニ・ベゼクは、自分が当然の報いを受けていることを理解し、次のように告白しました。「私の食卓の下で、手足の親指を切り取られた70人の王たちが、パンくずを集めていたものだ。神は私がしたとおりのことを、私に報いられた」。犯した罪と受ける罰とは、均衡の取れたものなのです。(4)アドニ・ベゼクはエルサレムに連行され、そこで自然死を遂げます。
きょうの箇所から、二つの教訓を学びましょう。(1)最初は、ユダ族とシメオン族の協力関係からの教訓です。すでに述べたように、ユダ族は最強の部族でしたが、それでも弱小部族であったシメオン族の助けを求めました。両部族が協力したとき、主は両部族にご自身の勝利をもたらされました。これは、私たちクリスチャンへの教訓ともなっています。私たちが一致協力するとき、そこには単独で戦うとき以上の主の恵みがあります。きょうあなたは、ここからどのような教訓を学びますか。
(2)第二の教訓は、アドニ・ベゼクの言葉にあります。罪の大きさと受ける罰の大きさとは、正比例します。彼は70人の王たちの手足の親指を切り取り、彼らを侮辱しました(パンくずを集めるような状況に置いた)。今や自分が、それと同じ目に会っているのです。「さばいてはいけません。さばかれないためです。あなたがたがさばくとおりに、あなたがたもさばかれ、あなたがたが量るとおりに、あなたがたも量られるからです」(マタイ7:1~2)というイエスのことばを思い起こし、隣人に寛容な態度を示しましょう。
きょうの祈り
天の父なる神さま。どうか寛容な心で、隣人と接することができますように、私を励ましてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
エレミヤ書26~27、コリント人への手紙 第二2
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