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ヨシュア記19:10~23

10 第三番目のくじは、ゼブルン族の諸氏族のために引かれた。彼らの相続地となる地域はサリデに及び、

11 その境界線は、西のほう、マルアラに上り、ダベシェテに達し、ヨクネアムの東にある川に達した。

12 また、サリデのほう、東のほう日の上る方に戻り、キスロテ・タボルの地境に至り、ダベラテに出て、ヤフィアに上る。

13 そこから東のほう、ガテ・ヘフェルとエテ・カツィンに進み、ネアのほうに折れてリモンに出る。

14 その境界線は、そこを北のほう、ハナトンに回り、その終わりはエフタ・エルの谷であった。

15 そしてカタテ、ナハラル、シムロン、イデアラ、ベツレヘムなど十二の町と、それらに属する村々であった。

16 これは、ゼブルン族の諸氏族の相続地で、その町々と、それらに属する村々であった。

17 第四番目のくじは、イッサカル、すなわちイッサカル族の諸氏族に当たった。

18 彼らの地域は、イズレエル、ケスロテ、シュネム、

19 ハファライム、シオン、アナハラテ、

20 ラビテ、キシュヨン、エベツ、

21 レメテ、エン・ガニム、エン・ハダ、ベテ・パツェツ。

22 その境界線は、タボルに達し、それからシャハツィマと、ベテ・シェメシュに向かい、その境界線の終わりはヨルダン川であった。十六の町と、それらに属する村々であった。

23 これが、イッサカル部族の諸氏族の相続地で、その町々と、それらに属する村々であった。

ゼブルン族とイッサカル族への分与

ゼブルン族の領地

ゼブルンはヤコブの第10子で、レアとの間に生まれた第6子です。年齢的には、次のイッサカルよりも若いのですが、先にくじを引いています。ゼブルン族が引いたのが、第3番目のくじです。ゼブルン族がイッサカル族よりも先になっている理由は、ヤコブの預言でそういう順番になっているからです(創世記4913)。また、モーセの祝福の祈りでも、その順番になっています(申命記3318)。
ゼブルン族の領地は、ガリラヤ湖の西方の地域で、ナフタリ族とイッサカル族に挟まれた場所です。さほど広い領地ではありません。

イッサカル族の領地

イッサカルはヤコブとレアの間に生まれた第5子です。彼らが獲得したのは、ガリラヤ湖の南端からイズレエル平原の東部の地域です。そこは、肥沃な平野が広がる素晴らしい地域です。
イスラエルの7部族は、自らの目でカナンの地を調査し、それを区分し、そしてくじを引いたのです。しかし結果は、ヤコブが創世記49章で預言したとおりになっています。神の預言は驚くほど正確に成就しています。私たちもまた、聖書の預言に耳を傾けるべきです。そこに記されていることは、必ず成就します。それを前提に自らの人生の方向性を決め、努力する人は幸いです。預言は、私たちを運命論者にするために与えられているのではありません。それは、私たちに希望と、確信と、試練に打ち勝つ力とを与えてくれます。
ヘブル人への手紙には、このようにあります。「しかし、事実、彼らは、さらにすぐれた故郷、すなわち天の故郷にあこがれていたのです。それゆえ、神は彼らの神と呼ばれることを恥となさいませんでした。事実、神は彼らのために都を用意しておられました」(ヘブル1116)。天において私たちの永遠の相続地が用意されていることを楽しみに、地上生涯を送ろうではありませんか。

きょうの祈り

天の父なる神さま。あなたの約束は、必ず成就します。天において私たちの永遠の相続地が用意されていることを感謝します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

イザヤ書62~63、詩篇57 ~ 58