1 イスラエル人がカナンの地で相続地の割り当てをした地は次のとおりである。その地を祭司エルアザルと、ヌンの子ヨシュアと、イスラエル人の部族の一族のかしらたちが、彼らに割り当て、
2 【主】がモーセを通して命じたとおりに、九部族と半部族とにくじで相続地を割り当てた。
3 モーセはすでに二部族と半部族とに、ヨルダン川の向こう側で相続地を与えており、またレビ人には、彼らの中で相続地を与えなかったからであり、
4 ヨセフの子孫が、マナセとエフライムの二部族になっていたからである。彼らは、レビ族には、その住むための町々と彼らの所有になる家畜のための放牧地を除いては、その地で割り当て地を与えなかった。
5 イスラエル人は、【主】がモーセに命じたとおりに行って、その地を割り当てた。
きょうの箇所から、ヨルダン川の西側(カナンの地)の土地分割が開始されます。(1)イスラエルには12部族がいました。(2)ヨセフの子孫はマナセ族とエフライム族に分割されていましたので、それを2部族と数えると、合計13部族となります。(3)ところが、レビ族には土地の割り当てがありませんでしたので、結局のところ、土地は12分割されることになりました。(4)ルベン族、ガド族、マナセの半部族は、すでにヨルダン川の東側に所有地を得ていました。(5)従って、カナンの地は9部族と半部族に配分すればよいということになります。
(1)指導者たちが大きな責任を負っています。アロンの第3子であるエルアザルが、大祭司として立ち会っています。また、ヨシュアも諸部族の一族のかしらたちとともにそこにいます。彼らが協力して、主のみこころに沿った分割を行ないました。(2)相続地の広さは、人口比で決まりました。そのためにモーセは、エジプトを出てから2度目の人口調査を行なっていました。(3)ただし、所有地がどこになるかは、「くじ」によって決まりました。これが最も公平な方法でした。さらに、この方法は、土地の究極的な所有者は主なる神であり、その神が各部族に土地を与えているのであるということを、イスラエルの民に教えました。自分の知恵や欲望によって土地を選ぶより、「くじ」という主の摂理によって選ばれた土地を相続するほうが、よほど安心です。
私たちの人生にも同じことが言えます。神が私たちの人生に与えてくださるものは、一人一人にとって最善です。パウロはこう書いています。「ただ、おのおのが、主からいただいた分に応じ、また神がおのおのをお召しになったときのままの状態で歩むべきです。私は、すべての教会で、このように指導しています。‥‥おのおの自分が召されたときの状態にとどまっていなさい」(Iコリント7:17~20)。他との比較をやめて、置かれた場所で、与えられた使命を忠実に果たそうではありませんか。
きょうの祈り
イエス・キリストの父なる神さま。どうか私が、与えられた境遇や物に満足し、その中で全力を尽くすことができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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イザヤ書40~41、ローマ人への手紙16
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