8 マナセの他の半部族とともにルベン人とガド人とは、ヨルダン川の向こう側、東のほうで、モーセが彼らに与えた相続地を取っていた。【主】のしもべモーセが彼らに与えたとおりである。
9 アルノン川の縁にあるアロエルと、その谷の中にある町からディボンまでのメデバの全台地。
10 ヘシュボンを治めていたエモリ人の王シホンの、アモン人の国境までのすべての町々。
11 ギルアデと、ゲシュル人、ならびにマアカ人の領土、ヘルモン山の全部、サルカまでのバシャンの全部。
12 アシュタロテとエデレイを治めていたバシャンのオグの全王国。オグはレファイムの生き残りであった。モーセはこれらを打って、追い払った。
13 しかし、イスラエル人は、ゲシュル人とマアカ人とを追い払わなかったので、ゲシュルとマアカとは、イスラエルの中に住んだ。今日もそうである。
14 ただレビの部族だけには、相続地が与えられなかった。主が約束されたとおり、イスラエルの神、【主】への火によるささげ物、それが彼らの相続地であった。
「ヨルダン川の向こう側」とは、カナンの地から見た見方で、ヨルダン川の東側を指しています。きょうの箇所は、その地の分割について解説しています。ここは、モーセがまだ生きていたころに、すでにマナセの半部族、ルベン族、ガド族に分割されていました。それは、彼らが多くの家畜を持っており、牧畜に適した地を相続することを願ったからです。ただし、この分割にはある条件がついていました。他の9部族半とともにヨルダン川を越え、カナンの地征服のために戦うということがその条件でした。今やその条件が満たされ、ヨルダン川の東の土地はこれらの2部族半の所有地となりました。
(1)神の約束には、私たちの側が条件を満たしたなら成就するというものがたくさんあります。聖書を読む目的は、まだ実行していない神の命令がないかどうかを調べ、もし発見したならただちにそれを実行するということにあります。(2)東側の土地の征服は、完全ではなく、未征服で残された地域もいくつかありました。「イスラエル人は、ゲシュル人とマアカ人とを追い払わなかった‥‥」(13節)とあるとおりです。
私たちも、実行に移していない神の命令がないかどうか、自己吟味をしてみましょう。
レビ族の相続地に関しては、21章に詳しく出てきます。ここでは、次の点を確認しておきましょう。(1)彼らには相続地は与えられませんでした。彼らの使命は、幕屋でレビ人として、また祭司として仕えることでした。(2)彼らは、幕屋の祭壇に捧げられるものの中から、生活の糧を得ました。これは、祝福であると同時に、困難な部分もありました。イスラエルの民の霊性が健全であるなら、レビ人の収入も増えました。しかし、民の霊性が枯渇し始めると、捧げ物が減り、彼らが受ける分もその影響を受けました。
レビ人の生き方は、人間的な頼みを断ち切り、神にのみ信頼して歩む信仰者の人生を象徴しています。新約時代のレビ人である私たちは、貧しくともすべてのものを持っています。キリストを知っていることは、すべてを持っていることと同じなのです。そのことに感謝して、きょうも自らの使命を果たしましょう。
きょうの祈り
天の父なる神さま。イエス・キリストを知っていることは、すべてを持っていることと同じです。ますますキリストの豊かさと素晴らしさとを知ることができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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イザヤ書36~37、ローマ人への手紙14
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