21 しかし、今は、律法とは別に、しかも律法と預言者によってあかしされて、神の義が示されました。
22 すなわち、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、それはすべての信じる人に与えられ、何の差別もありません。
23 すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、
24 ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。
25 神は、キリスト・イエスを、その血による、また信仰による、なだめの供え物として、公にお示しになりました。それは、ご自身の義を現すためです。というのは、今までに犯されて来た罪を神の忍耐をもって見のがして来られたからです。
26 それは、今の時にご自身の義を現すためであり、こうして神ご自身が義であり、また、イエスを信じる者を義とお認めになるためなのです。
先に進む前に、「義認の7つの祝福」を確認しておきます。海外旅行中にパスポートを失くした人は、無国籍者と見なされます。それと同様、みことばの約束を手放した人は、霊的無国籍者です。自らが天国の国籍を与えられていることを確信するために、「義認」を保証している聖句を、しっかりとにぎりしめようではありませんか。
(1)義認の源は、神である。つまり、私たちを義と宣言してくださるお方は、神だということです。神こそが義認の主体です。26節にはこうあります。「それは、今の時にご自身の義を現すためであり、こうして神ご自身が義であり、また、イエスを信じる者を義とお認めになるためなのです」。さらに、8:30、33にはこうあります。「神はあらかじめ定めた人々をさらに召し、召した人々をさらに義と認め、義と認めた人々にはさらに栄光をお与えになりました」。「神に選ばれた人々を訴えるのはだれですか。神が義と認めてくださるのです」
(2)義認の土台は、キリストの血である。つまり、キリストが十字架上で血を流してくださったので、義認が可能になったということです。キリストの犠牲的死という事実がなければ、義認は絵にかいた餅です。25節にはこうあります。「神は、キリスト・イエスを、その血による、また信仰による、なだめの供え物として、公にお示しになりました。それは、ご自身の義を現すためです。というのは、今までに犯されて来た罪を神の忍耐をもって見のがして来られたからです」。さらに、5:9にはこうあります。「ですから、今すでにキリストの血によって義と認められた私たちが、彼によって神の怒りから救われるのは、なおさらのことです」
(3)義認の方法は、信仰である。つまり、義認を受ける方法は信仰であるということです。信仰だけが義認の唯一の方法です。22節にはこうあります。「すなわち、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、それはすべての信じる人に与えられ、何の差別もありません」。さらに、使徒26:18にはこうあります。「それは彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、わたしを信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、聖なるものとされた人々の中にあって御国を受け継がせるためである」。神から受けた賜物としての救いがいかに祝福に富んだものであるか、黙想してみましょう。日々のつぶやきの罪を神の前に告白し、悔い改めましょう。
きょうの祈り
イエス・キリストの父なる神さま。あなたが私に与えてくださった賜物は、なんと素晴らしいものでしょうか。小さなことにも不平不満を口にしてきた罪をお赦しください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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