旧約時代における聖霊の働き

旧約時代における聖霊の働きの例として、以下の聖句を上げることができる。①ヨセフについて。「そこでパロは家臣たちに言った。『神の霊の宿っているこのような人を、ほかに見つけることができようか』」（創41：38）。②モーセについて。「わたしは降りて行って、その所であなたと語り、あなたの上にある霊のいくらかを取って彼らの上に置こう。それで彼らも民の重荷をあなたとともに負い、…」（民11：17）。③ギデオンについて。「【主】の霊がギデオンをおおったので、彼が角笛を吹き鳴らすと、アビエゼル人が集まって来て、彼に従った」（士6：34）。④サムソンについて。「そのとき、【主】の霊が激しくサムソンの上に下った。彼はアシュケロンに下って行って、そこの住民三十人を打ち殺し、彼らからはぎ取って、…」（士14：19）。⑤サウルについて。「【主】の霊があなたの上に激しく下ると、あなたも彼らといっしょに預言して、あなたは新しい人に変えられます」（1 サム10：6）。⑥ダビデについて。「サムエルは油の角を取り、兄弟たちの真ん中で彼に油をそそいだ。【主】の霊がその日以来、ダビデの上に激しく下った。…」（1 サム16：13）

新約時代における聖霊の働き

新約時代における聖霊の働きの例として、以下の聖句を上げることができる。①執事の選抜に関して。「…彼らは、信仰と聖霊とに満ちた人ステパノ、およびピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、アンテオケの改宗者ニコラオを選び、 この人たちを使徒たちの前に立たせた。そこで使徒たちは祈って、手を彼らの上に置いた」（使6：5 〜 6）。②聖霊のバプテスマに関して。聖霊のバプテスマは、信じた時に受けるもので、後になって繰り返されるものではない（ロマ6：1 〜 10、コロ2：12、1 コリ12：13、ガラ3：27）。③聖霊の内住に関して。聖霊の内住は、すべての信者に与えられている神からの一方的な贈り物である。「…だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる」（ヨハ7：37 〜 38）（ヨハ14：16 〜 17、ロマ5：5、1 コリ2：12、2 コリ5：5、ガラ4：6、1 ヨハ3：24、4：13 など参照）。
聖霊の導きなしには、クリスチャン生活は不可能である。私たちの心には、聖霊によって愛の律法が記されている。きょうも内住の聖霊の導きに従って歩もう。