サポートする

出エジプト記29:22 〜 37

22 あなたはその雄羊の脂肪、あぶら尾、内臓をおおう脂肪、肝臓の小葉、二つの腎臓、その上の脂肪、および、右のももを取る。これは、任職の雄羊である。

23 【 主】の前にある種を入れないパンのかごの丸型のパン一個と、油を入れた輪型のパン一個と、せんべい一個、

24 これらをみなアロンの手のひらと、その子らの手のひらに載せ、これらを奉献物として【主】に向かって揺り動かす。

25 これらを、彼らの手から取り、全焼のいけにえといっしょに祭壇の上で焼いて煙とし、【主】の前になだめのかおりとする。これは、【主】への火によるささげ物である。

26 あなたはアロンの任職用の雄羊の胸を取り、これを奉献物として【主】に向かって揺り動かす。これは、あなたの受け取る分となる。

27 あなたがアロンとその子らの任職用の雄羊の、奉献物として揺り動かされた胸と、奉納物として、ささげられたももとを聖別するなら、

28 それは、アロンとその子らがイスラエル人から受け取る永遠の分け前となる。それは奉納物であり、それはイスラエル人からの和解のいけにえの奉納物、すなわち、【主】への奉納物であるから。

29 アロンの聖なる装束は、彼の跡を継ぐ子らのものとなり、彼らはこれを着けて、油そそがれ、祭司職に任命されなければならない。

30 彼の子らのうち、彼に代わって祭司となる者は、聖所で務めを行うために会見の天幕に入るとき、七日間、これを着なければならない。

31 あなたは任職用の雄羊を取り、聖なる場所で、その肉を煮なければならない。

32 アロンとその子らは、会見の天幕の入口で、その雄羊の肉と、かごの中のパンとを食べる。

33 彼らは、彼らを祭司職に任命し、聖別するための贖いに用いられたものを、食べる。ほかの者は食べてはならない。これらは聖なる物である。

34 もし、任職用の肉またはパンが、朝まで残ったなら、その残りは火で焼く。食べてはならない。これは聖なる物である。

35 あなたが、わたしの命じたすべてのことをそのとおりに、アロンとその子らに行ったなら、七日間、任職式を行わなければならない。

36 毎日、贖罪のために、罪のためのいけにえとして雄牛一頭をささげなければならない。祭壇のための贖いをするときには、その上に罪のためのいけにえをささげ、これを聖別するために油をそそぐ。

37 七日間にわたって祭壇のための贖いをしなければならない。あなたがそれを聖別すれば、祭壇は最も聖なるものとなる。祭壇に触れるものもすべて聖なるものとなる。

祭司の聖別

種を入れない3 種のもの

祭司の聖別の規定が続いている。今回は雑多なテーマを取り上げる。(1)種を入れない3 種のものを、アロンとその子らの手のひらに載せ、【主】に向かって揺り動かす。3 種のものとは、あらかじめ用意してあった種を入れないパン1 個、油を混ぜた種を入れない輪型のパン1 個、油を塗った種を入れないせんべい1 個である。(2)それらのものを、任職用の雄羊の脂肪とともに祭壇の上で焼いて煙にする。

祭司の取り分

祭司は、任職用の雄羊の胸肉ともも肉を受け取る。これは、祭司がイスラエル人から受け取る永遠の分け前となる。レビ族には土地の分割はなかったので、彼らの生活費は民の捧げ物によって支えられた。

祭司任命の儀式

「アロンの聖なる装束は、彼の跡を継ぐ子らのものとなり、彼らはこれを着けて、油そそがれ、祭司職に任命されなければならない。彼の子らのうち、彼に代わって祭司となる者は、聖所で務めを行うために会見の天幕に入るとき、七日間、これを着なければならない」とある。(1)アロンの後継者も、アロンが通過したのと同じ聖別式を通過する。(2)その儀式は7 日間続く。その間、雄羊1 頭を毎日捧げる。

祭司の食事

(1)幕屋の入口で雄羊の肉を煮る(これは内庭のことであろう)。(2)その肉と一緒に、かごの中のパンを食べる。(3)祭司は、聖別のための贖いに用いられたものを食べる。祭司以外の者は、食べてはならない。肉やパンが朝まで残ったなら、それを火で焼く。(4)この食事は、【主】との親密な交わりを象徴している。祭司は、【主】と共なる食事に招かれた人々である。ここで主イエスの招きのことばを思い起こそう。「見よ。わたしは、戸の外に立ってたたく。だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところに入って、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする」(黙3:20)。「食事をする」とは、親しく交流をするという意味である。クリスチャンになるとは、主イエスとのいのちの交流に入るということである。今、この招きに応答しよう。

きょうの祈り

イエス・キリストの父なる神さま。私を主の食卓に招いてくださり感謝します。主イエスにある新しいいのちを感謝します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

エレミヤ書2~3、コリント人への手紙 第一9