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出エジプト記23:10 〜 13

10 六年間は、地に種をき、収穫をしなければならない。

11 七年目には、その土地をそのままにしておき、休ませなければならない。民の貧しい人々に、食べさせ、その残りを野の獣に食べさせなければならない。ぶどう畑も、オリーブ畑も、同様にしなければならない。

12 六日間は自分の仕事をし、七日目は休まなければならない。あなたの牛やろばが休み、あなたの女奴隷の子や在留異国人に息をつかせるためである。

13 わたしがあなたがたに言ったすべてのことに心を留めなければならない。ほかの神々の名を口にしてはならない。これがあなたの口から聞こえてはならない。

その他の規定(8)

安息年

その他の規定(分類できないもの)の8 回目の学びである。「六年間は、地に種を蒔き、収穫をしなければならない。七年目には、その土地をそのままにしておき、休ませなければならない。民の貧しい人々に、食べさせ、その残りを野の獣に食べさせなければならない。ぶどう畑も、オリーブ畑も、同様にしなければならない」。(1)この規定は、約束の地に定住して以降に実行するものである。神は、イスラエルの民が必ず約束の地に入ることを前提に語っておられる。約束の地では、農業中心の生活が始まる。「主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなことでしょう」(ルカ1:45)。アーメン。(2)この規定が与えられている理由を考えてみよう。神が土地の所有者であり、イスラエルの民は小作人であることを学ぶためである。また、神に信頼することを学ぶためでもある。7 年目に土地を休ませるためには、6 年目の収穫は2 倍あるという信仰が必要となる。貧しい人々、野の獣、などへの配慮を示すためである。耕作しなくても、ある程度のものは自然に育つ。それらのものは、貧しい人々と野の獣の食べ物となる。結果的に、より多くの収穫を得るためである。この規定から学ぶ霊的教訓は、「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています」(ロマ8:28)ということである。

安息日と真実な礼拝

「六日間は自分の仕事をし、七日目は休まなければならない。あなたの牛やろばが休み、あなたの女奴隷の子や在留異国人に息をつかせるためである」。(1)安息日の目的は、「息をつかせるため」(新改訳)、「休ませるため」(口語訳)、「元気を回復するため」(新共同訳)である。(2)イスラエルの民だけでなく、家畜、奴隷、在留異国人もこの恩恵おんけいに浴する。
「わたしがあなたがたに言ったすべてのことに心を留めなければならない。ほかの神々の名を口にしてはならない。これがあなたの口から聞こえてはならない」。(1)神を信じ礼拝するとは、神の命令を実行することである。そのためには、神のことばに心を留めなければならない。(2)「ほかの神々の名を口にしてはならない」とは、偶像の名をとなえてはならないということである。もし私たちが、神以外のものに信頼を置いているなら、それは偶像礼拝である。律法の文字面ではなく、その精神を読み取ろう。

きょうの祈り

イスラエルの神よ。私たちの人生にはさまざまな困難がありますが、それら一つ一つに意味があり、あなたの計画があることを信じます。すべてを益としてくださるあなたを信じます。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

イザヤ書2~3、ローマ人への手紙2