16 それで、カインは、【主】の前から去って、エデンの東、ノデの地に住みついた。
17 カインはその妻を知った。彼女はみごもり、エノクを産んだ。カインは町を建てていたので、自分の子の名にちなんで、その町にエノクという名をつけた。
18 エノクにはイラデが生まれた。イラデにはメフヤエルが生まれ、メフヤエルにはメトシャエルが生まれ、メトシャエルにはレメクが生まれた。
「それで、カインは、主の前から去って、エデンの東、ノデの地に住みついた」。(1)人は、遍在の神から逃れることはできない。従って、「【主】の前から去って」という表現は、【主】に出会う特定の場所から去ることを意味している。この場合は、恐らく、シャカイナ・グローリーのあるエデンの園の東から去ったということであろう。(2)「ノデの地」とは、さすらいの地のことである。(3)「エデンの東」とは、目に見える神の臨在があったエデンの園から東の方に退いた地のことである。
(1)カインは結婚して子をもうける。彼の妻もまた、アダムとエバの子孫である(モーセの律法が与えられるまでは、近親結婚は許されていた)。カインには、エノクという息子が与えられた。エノク(ハノク)とは、「奉献」という意味である。(2)カインは町を建てて定住生活をするようになった。これは、「さすらい人にならなければならない」という神の命令に違反する行為である。彼はその町に、エノクという名を付けた。(3)エノクにイラデという息子が生まれた。イラデとは、「町の人」という意味である(4)さらに、イラデにメフヤエルという息子が生まれた。その意味は、「神は私を生かしてくださる」ということである。この名前から、カインの系図の中にも神を信じる人がいたことが分かる。これは貴重な情報である。(5)メフヤエルにメトシャエルという息子が生まれた。その意味は、「神の人」である。この人もまた、神を信じる人である。(6)メトシャエルにレメクという息子が生まれた。レメクとは、「兵士、征服者」という意味である。彼は、アダムから数えて7代目に当たる人物である。レメクは、暴力的で、自己正当化の思いが非常に強い人物である。次回学ぶが、彼にはふたりの妻がいた。彼は、複数の妻をめとった最初の人物である。
罪の性質は、先祖から私たちに引き継がれている。罪の影響を断ち切るためには、主イエスにつながり、新しいいのちをいただく以外に方法はない。子孫に祝福を残すために、主イエスにつながるという霊的伝統を自分から始めようではないか。イエス・キリストにあって、私たちは義認、聖化、栄化の恵みをいただくようになった。
きょうの祈り
イエス・キリストの父なる神さま。私は、最後のアダムである主イエスにつながり、霊的生まれ変わりを経験しました。永遠のいのちが約束されていることを感謝します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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