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サムエル記第一7:12~14

12 そこでサムエルは一つの石を取り、それをミツパとシェンの間に置き、それにエベン・エゼルという名をつけ、「ここまで【主】が私たちを助けてくださった」と言った。

13 こうしてペリシテ人は征服され、二度とイスラエルの領内に、入って来なかった。サムエルの生きている間、【主】の手がペリシテ人を防いでいた。

14 ペリシテ人がイスラエルから奪った町々は、エクロンからガテまで、イスラエルに戻った。イスラエルはペリシテ人の手から、領土を解放した。そのころ、イスラエル人とエモリ人の間には平和があった。

エベン・エゼル

記念の石

ペリシテ人に対する勝利は、「主の勝利」でした。そこでサムエルは、そのことを記念し、主に感謝を表わすためにミツパとシェンの間に一つの石を置きました。その石は、「エベン・エゼル」と名付けられました。「助けの石」という意味です。そしてサムエルは、「ここまで主が私たちを助けてくださった」と証言しました。
この「エベン・エゼル」という言葉は、代々の神の民が解放を経験した時に語る合言葉のようなものとなりました。あなたは主が与えてくださった勝利を記憶し、主に感謝を表わしていますか。使徒パウロは、主の守りによって支えられてきたことをいつも思い出しては、感謝の言葉を口にしていました。「こうして、私はこの日に至るまで神の助けを受け、堅く立って、小さい者にも大きい者にもあかしをしているのです。‥‥」(使徒2622)。

四つの祝福

これ以降、イスラエルに四つの祝福が訪れます。(1)40年にわたるペリシテ人の支配が終わりました。(2)イスラエルは失っていた領土を取り返しました。エクロンからガテに至る地域がそれです。エクロンとガテは内陸部にあったペリシテの町です。その周辺の地域がイスラエルに戻ってきたのです。(3)サムエルが生きている間、ペリシテ人との戦いが止みました。再開されるのは、サウル王の時代に入ってからです。(4)イスラエル人とエモリ人との間に平和が訪れました。つまり、イスラエルの東の国境地帯も平和であったということです。この時期イスラエルは、西のペリシテ人とも、東のエモリ人とも戦う必要のない平穏な時代を過ごしたのです。
ミツパでのリバイバル(宗教改革)は主を喜ばせ、結果としてイスラエルに平穏な時代をもたらしました。箴言に、次のような知恵のことばが書かれていますが、その真理が成就したのです。「恵みとまことによって、咎は贖われる。主を恐れることによって、人は悪を離れる。主は、人の行ないを喜ぶとき、その人の敵をも、その人と和らがせる」(16:6~7)。平穏で祝福に満ちた人生を望む人は、まず主と和らぐことを求めるべきです。あなたは、主の計画に敵対していませんか。それなら、主との和解を祈り求めましょう。

きょうの祈り

天の父なる神さま。あなたのみこころに沿って歩ませてください。その結果、平穏で祝福に満ちた人生を味わうことができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

民数記9~10、箴言10

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