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サムエル記第一7:7~11

7 イスラエル人がミツパに集まったことをペリシテ人が聞いたとき、ペリシテ人の領主たちはイスラエルに攻め上った。イスラエル人はこれを聞いて、ペリシテ人を恐れた。

8 そこでイスラエル人はサムエルに言った。「私たちの神、【主】に叫ぶのをやめないでください。私たちをペリシテ人の手から救ってくださるように。」

9 サムエルは乳離れしていない子羊一頭を取り、焼き尽くす全焼のいけにえとして【主】にささげた。サムエルはイスラエルのために【主】に叫んだ。それで【主】は彼に答えられた。

10 サムエルが全焼のいけにえをささげていたとき、ペリシテ人がイスラエルと戦おうとして近づいて来たが、【主】はその日、ペリシテ人の上に、大きな雷鳴をとどろかせ、彼らをかき乱したので、彼らはイスラエル人に打ち負かされた。

11 イスラエルの人々は、ミツパから出て、ペリシテ人を追い、彼らを打って、ベテ・カルの下にまで行った。

ペリシテへの勝利

ペリシテの侵攻

リバイバルが起こると、サタンの攻撃も激しくなります。その例を、きょうの箇所に見ることができます。(1)イスラエルの全家がミツパで集会を開いているのを見て、ペリシテ人は恐れました。それを、戦争の準備と見たペリシテ人は、先制攻撃を仕掛けてきました。(2)イスラエル人は恐れ、サムエルに熱心にとりなしの祈りを捧げるように願い求めます。(3)サムエルはその願いに応えて、いけにえとともに祈りを主に捧げます。それは祈りというよりは、叫びそのものでした。(4)サムエルがいけにえを捧げていたちょうどその時、イスラエルに対するペリシテの攻撃が始まりました。(5)この時、主は大きな雷鳴をとどろかせ、ペリシテ軍を混乱させ、イスラエルに大勝利を与えました。

私たちへの教訓

この戦いから霊的教訓を学びましょう。(1)私たちが主に近づこうとする時、それを阻止し、妨害しようとする力が必ず働きます。それは悪霊の力、サタンの力です。ここでは、ペリシテ人が「サタン(悪霊)の型」として描かれています。(2)ペリシテ人の侵攻を恐れたイスラエル人は、サムエルに祈ってくれるように願い求めました。私たちも、サタン(悪霊)の攻撃を受けた時、主イエスに助けを求めることができます。復活した主イエスは、今、父なる神の前で私たちのために大祭司としてとりなしをしていてくださいます。「(キリストは)ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです」(ヘブル7:25)。なんという慰めでしょうか。(3)主は祈りに答え、イスラエルに大勝利を与えてくださいました。私たちにも同じように勝利を与えてくださいます。使徒ヨハネはこう書いています。「子どもたちよ。あなたがたは神から出た者です。そして彼らに勝ったのです。あなたがたのうちにおられる方が、この世のうちにいる、あの者よりも力があるからです」(ヨハネ4:4)。
あなたは霊的成長を誰かに妨害されているように感じていますか。それなら、勝利が与えられるように、大祭司である主イエスに叫び求めましょう。

きょうの祈り

イエス・キリストの父なる神さま。どうか敵の策略を見抜き、私の内におられる聖霊なる神の力によって勝利することができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

民数記7~8、詩篇17~18