1 第二番目のくじは、シメオン、すなわちシメオン部族の諸氏族に当たった。彼らの相続地は、ユダ族の相続地の中にあった。
2 彼らの相続地は、ベエル・シェバ、シェバ、モラダ、
3 ハツァル・シュアル、バラ、エツェム、
4 エルトラデ、ベトル、ホルマ、
5 ツィケラグ、ベテ・マルカボテ、ハツァル・スサ、
6 ベテ・レバオテ、シャルヘンで、十三の町と、それらに属する村々。
7 アイン、リモン、エテル、アシャン。四つの町と、それらに属する村々、
8 および、これらの町々の周囲にあって、バアラテ・ベエル、南のラマまでのすべての村々であった。これがシメオン部族の諸氏族の相続地であった。
9 シメオン族の相続地は、ユダ族の割り当て地から取られた。それは、ユダ族の割り当て地が彼らには広すぎたので、シメオン族は彼らの相続地の中に割り当て地を持ったのである。
今、残りの7部族のためにくじが引かれています。最初のくじは、ベニヤミン族のために引かれました。第2番目のくじはシメオン族のために引かれます。(1)シメオンは、ヤコブとレアの第2子でした。(2)シメオン族は小部族でしたので、境界線が示された相続地を得ることはありませんでした。彼らは、ユダ族の相続地の中に自らの相続地を得ました。(3)そもそも、ユダ族の相続地はその人口比からすると広すぎました。そこでユダ族は、余分な土地をシメオン族に割譲することを了承したのです。(4)ヤコブは、シメオンに関して次のように預言していました。「のろわれよ。彼らの激しい怒りと、彼らのはなはだしい憤りとは。私は彼らをヤコブの中で分け、イスラエルの中に散らそう」(創世記49:7)。このヤコブの預言どおりに、シメオン族はユダ族の領地に散らされた形で土地を得ました。(5)ベエル・シェバは、ユダ族の町でもありました(15:28)。この町を、シメオン族も共有することになりました。
ユダ族は、一度自分たちのものと認定された土地を、シメオン族のために割譲し、彼らが自分たちの間に住むことを許しました。必要以上のものを持つ必要はない、と判断したからです。このユダ族の姿勢に、クリスチャンは大いに学ぶべきです。いかなる場合でも、自分が必要以上に祝福を受けていると感じたなら、それを、より必要としている隣人のために差し出す勇気と愛が求められます。
愛の章と言われるIコリント人への手紙13章には、次のようにあります。「(愛は)礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます」(5~6節)
今、ユダ族の姿勢から何を学ぶことができるか、黙想してみましょう。キリストの似姿に近づけるようにと、祈りましょう。
きょうの祈り
天の父なる神さま。どうか私を、限りなく欲望から解放してください。必要以上に物を求めることのありませんように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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