15 この確信をもって、私は次のような計画を立てました。まず初めにあなたがたのところへ行くことによって、あなたがたが恵みを二度受けられるようにしようとしたのです。
16 すなわち、あなたがたのところを通ってマケドニヤに行き、そしてマケドニヤから再びあなたがたのところに帰り、あなたがたに送られてユダヤに行きたいと思ったのです。
17 そういうわけですから、この計画を立てた私が、どうして軽率でありえたでしょう。それとも、私の計画は人間的な計画であって、私にとっては、「しかり、しかり」は同時に、「否、否」なのでしょうか。
18 しかし、神の真実にかけて言いますが、あなたがたに対する私たちのことばは、「しかり」と言って、同時に「否」と言うようなものではありません。
19 私たち、すなわち、私とシルワノとテモテとが、あなたがたに宣べ伝えた神の子キリスト・イエスは、「しかり」と同時に「否」であるような方ではありません。この方には「しかり」だけがあるのです。
20 神の約束はことごとく、この方において「しかり」となりました。それで私たちは、この方によって「アーメン」と言い、神に栄光を帰するのです。
21 私たちをあなたがたといっしょにキリストのうちに堅く保ち、私たちに油をそそがれた方は神です。
22 神はまた、確認の印を私たちに押し、保証として、御霊を私たちの心に与えてくださいました。
きょうの箇所でパウロは、コリントを訪問する計画がどうして変更になったかを説明しています。(1)最初の案(A案とします)では、エペソ→マケドニヤ→コリント→エルサレム(予定)となっていました(Iコリント16:2~8参照)。(2)修正案(B案とします)では、コリントを2度訪問し、それによって2度恵みを与えるという計画を立てました。つまり、エペソ→コリント→マケドニヤ→コリント→ユダヤ(確定)、という旅程です。(3)ところがパウロは、A案もB案も実行に移さず、実際は、次のように行動したのです。エペソ→コリント(2:1にある「あなたがたを悲しませた訪問」というのがこれです)→エペソ(この時、使徒19:24以下にあるデメテリオの暴動が起こりました)→トロアス(2:12~13参照)→マケドニヤ(7:5参照。パウロは今、ここに滞在しながら、この手紙を書いています)。
これらの計画は、「しかり」と「否」とを同時に語るような裏表のある不真実なものではありませんでした。なぜそう言えるのでしょうか。それは、彼が宣べ伝えたキリストの福音が、「しかり」と「否」とを同時に含んだようなメッセージではなかったからです。つまり、その真実な宣教内容を見れば、パウロが真実な人間であることは明らかであるという論法です。次回に明らかになりますが、パウロが訪問を延期しているのは、思いやりのためです。
パウロは協働者として、テモテとシルワノ(シラス)を挙げています(使徒18:5)。彼らがともに伝えたのは、神の子のキリストです。そのキリストにおいて、神の約束はことごとく、「しかり」となりました。つまり、旧約聖書の預言はすべて、キリストにおいて成就したということです。と言っても、旧約聖書が預言していた内容は、2000年前にキリストにあってすべて成就したということではありません。この聖句が教えていることは、すでに成就した預言も、将来成就する預言も、すべてキリストにおいて成就するのだということです。神の約束はすべて成就します。きょうも、みことばに信頼して出て行きましょう。
きょうの祈り
イエス・キリストの父なる神さま。キリストにあって、すべては「しかり」となりました。あなたのことばは、必ず実現します。信じます。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
ヨブ記31~33、詩篇107~108
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