4 さて、賜物にはいろいろの種類がありますが、御霊は同じ御霊です。
5 奉仕にはいろいろの種類がありますが、主は同じ主です。
6 働きにはいろいろの種類がありますが、神はすべての人の中ですべての働きをなさる同じ神です。
7 しかし、みなの益となるために、おのおのに御霊の現れが与えられているのです。
8 ある人には御霊によって知恵のことばが与えられ、ほかの人には同じ御霊にかなう知識のことばが与えられ、
9 またある人には同じ御霊による信仰が与えられ、ある人には同一の御霊によって、いやしの賜物が与えられ、
10 ある人には奇蹟を行う力、ある人には預言、ある人には霊を見分ける力、ある人には異言、ある人には異言を解き明かす力が与えられています。
11 しかし、同一の御霊がこれらすべてのことをなさるのであって、みこころのままに、おのおのにそれぞれの賜物を分け与えてくださるのです。
コリントの教会にあった混乱とは、異言の賜物の強調から来る混乱でした。それを矯正するためにパウロは、御霊の賜物には多様性があることと、すべての賜物は同一の起源を有することを明らかにします。(1)教会には多様な賜物、奉仕、働きがある。(2)しかし、それらを分与される方は、同じ御霊であり、同じ主である。(3)これらの賜物は、教会全体の益となるために各人に与えられている。
次に、賜物の種類が例示されます(Iコリント12:27~30、ローマ12:3~8と比較)。各々の賜物を定義すると、おおよそ次のようになると思います。(1)知恵のことば。これは、神の知恵である福音の奥義を理解し、それを明瞭に宣言する力です。(2)知識のことば。これは、将来の出来事や隠された事実を言い当てる力です。ここには、聖書に啓示されている神の計画の全貌を理解する力も含まれているものと思われます。(3)信仰。これは、救いに至る信仰のことではなく、試練を乗り越え、奇蹟を地上に呼び起こすような信仰のことです。殉教者たちはそのような信仰を持っていた人々です。(4)いやしの賜物と奇蹟を行なう賜物。この二つは、ともに外側に現れる賜物ですが、かなりの部分で重複しています。使徒たちや預言者たちには、この賜物が与えられていました。(5)預言。これは、将来の出来事を言い当てる力です。この中には、旧約聖書の預言を理解し、それを解き明かす能力も含まれているのかもしれません。(6)霊を見分ける力。これは、人の心の奥にある真の動機や、その人がどのような霊に導かれているかを見分ける力です。(7)異言と異言を解き明かす力。異言とは、学んだことのない言葉で神に語る能力のことです。その直後に、「異言を解き明かす力」が付随しているのは、コリント教会での混乱を静めるという意図が働いていたからでしょう。
賜物の違いによって優越感を持ったり、劣等感を感じたりするのは全くの的外れです。「教会全体の益となる」というのが、キーワードです。この点で、聖霊を悲しませていなかったかどうか、自己吟味をしてみましょう。
きょうの祈り
天の父なる神さま。私たちには、賜物の違いによって優越感を持ったり、劣等感を感じたりするという欠点があります。お赦しください。どうか私たちを、キリストにある成人として成長させてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
ハバクク書1~3、詩篇93~94
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