17 あなたがたは、あなたがたのことばで【主】を煩わした。しかし、あなたがたは言う。「どのようにして、私たちは煩わしたのか。」「悪を行う者もみな【主】の心にかなっている。主は彼らを喜ばれる。さばきの神はどこにいるのか」とあなたがたは言っているのだ。
<3章>
1 「見よ。わたしは、わたしの使者を遣わす。彼はわたしの前に道を整える。あなたがたが尋ね求めている主が、突然、その神殿に来る。あなたがたが望んでいる契約の使者が、見よ、来ている」と万軍の【主】は仰せられる。
2 だれが、この方の来られる日に耐えられよう。だれが、この方の現れるとき立っていられよう。まことに、この方は、精錬する者の火、布をさらす者の灰汁のようだ。
3 この方は、銀を精錬し、これをきよめる者として座に着き、レビの子らをきよめ、彼らを金のように、銀のように純粋にする。彼らは、【主】に、義のささげ物をささげる者となり、
4 ユダとエルサレムのささげ物は、昔の日のように、ずっと前の年のように、【主】を喜ばせる。
5 「わたしは、さばきのため、あなたがたのところに近づく。わたしは、ためらうことなく証人となり、呪術者、姦淫を行う者、偽って誓う者、不正な賃金で雇い人をしいたげ、やもめやみなしごを苦しめる者、在留異国人を押しのけて、わたしを恐れない者たちに、向かう。─万軍の【主】は仰せられる─
6 【主】であるわたしは変わることがない。ヤコブの子らよ。あなたがたは、滅ぼし尽くされない。
この箇所は、契約の使者(メシア)の到来を預言しています。結論から言うと、3:1はメシアの初臨を、3:2~6はメシアの再臨を預言しています。(1)神は、「あなたがたは、あなたがたのことばで【主】を煩わした」(17節)と言われます。(2)民は、「どのようにして、私たちは煩わしたのか」と応じています。(3)さらに、皮肉を込めて、「悪を行う者もみな【主】の心にかなっている。主は彼らを喜ばれる」、「さばきの神はどこにいるのか」と言っています。「さばきの神はどこにいるのか」という挑戦的な発言に対する神からの回答が、3:1~6です。不真実な民に神の裁きが下ろうとしていますが、その前に、恵みの時代が用意されます。
「見よ。わたしは、わたしの使者を遣わす。彼はわたしの前に道を整える。あなたがたが尋ね求めている主が、突然、その神殿に来る。あなたがたが望んでいる契約の使者が、見よ、来ている」と万軍の【主】は仰せられる」(1節)。(1)話者は父なる神です。「わたしの使者」というのは、メシアの先駆者のことで、バプテスマのヨハネがその人物です(マタ11:10、マコ1:2、ルカ1:76)。さらに、「あなたがたが尋ね求めている主」とはメシアです。この方は、「契約の使者」と同一人物です。(2)「あなたがたが尋ね求めている主」という中にある「主」は、ヘブル語で「アドン」です。この言葉は、人間の主人にも神にも用いられるものですが、ここでは定冠詞付きで「ハ・アドン」となっており、神を指しています。つまり、メシアの神性を示しているということです。(3)「その神殿」は、「彼の神殿」と訳したほうがいいでしょう。メシアが来られる神殿とは、ヘロデ大王によって拡張された第2神殿のことです。その神殿は、メシアが所有する神殿です。商人たちにイエスはこう言われました。「『わたしの家は祈りの家と呼ばれる』と書いてある。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にしている」(マタ21:13)。(4)その方は「契約の使者」です。つまり、新約を確立するために来られるメシアです(イザ42:6)。
裁きの前に「恵みの時代」が与えられることに注目しましょう。「神は言われます。『わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた』。確かに、今は恵みの時、今は救いの日です」(2コリ6:2)。私たちも、神の恵みにより頼みましょう。
きょうの祈り
イエス・キリストの父なる神さま。悔い改めの機会を用意してくださり、感謝します。あなたの恵みを無駄にすることのないように、私を助けてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
エゼキエル書4~5、詩篇69~70
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