1 預言者ハバククの祈り。シグヨノテに合わせて。
2 【主】よ。私はあなたのうわさを聞き、【主】よ、あなたのみわざを恐れました。この年のうちに、それをくり返してください。この年のうちに、それを示してください。激しい怒りのうちにも、あわれみを忘れないでください。
ハバクク書1 章と2章のまとめをしてみましょう。(1)ハバククは、なぜ神がユダの罪(特に暴虐の罪)をそのまま見過ごしておられるのか、疑問に感じました。(2)それに対する神からの答えは、神はカルデヤ人(バビロニヤ)を用いてユダを裁くというものでした。(3)それを聞いて、ハバククに第2の疑問が浮かんできました。なぜ神は、ユダよりもさらに罪深い民であるカルデヤ人をお用いになるのか、というのがその疑問でした。(4)それに対する神の答えは、神はそのカルデヤ人をも裁くというものでした。ここには、「イスラエルを呪う者は呪われる」というアブラハム契約の原則があります。
神からの答えを聞いて、ハバククは祈りをささげます。その祈りの内容が、きょうの個所に書かれています。ハバククは、神の約束がすみやかに成就するようにと祈っています。と同時に、彼は、今は理解できないことがあっても、【主】の再臨の時にはすべて解決するという信仰を告白しています。この祈りは、再臨を前提とした祈りです(3~ 15節に再臨のテーマが出てきます)。
1節に「預言者ハバククの祈り。シグヨノテに合わせて」とあります。この祈りは、ハバクク自身のものです。またそれは、神殿での礼拝に用いられる祈りともなりました。「シグヨノテ」というのは、あるメロディのことです。
2節に「【主】よ。私はあなたのうわさを聞き、【主】よ、あなたのみわざを恐れました。この年のうちに、それをくり返してください。この年のうちに、それを示してください。激しい怒りのうちにも、あわれみを忘れないでください」とあります。非常に難解な個所です。(1)彼は恐れています。その理由は、【主】の裁きについての預言を与えられたからです。イスラエルにとって最大の苦難の時は、私たちが大患難時代と呼んでいる時です。ハバククが、黙示録で啓示されることになる内容をどの程度具体的に理解していたかは分かりませんが、少なくとも大患難時代の到来だけは理解したのです。(2)「この年のうちに、それをくり返してください。この年のうちに、それを示してください」とあります。新共同訳では、「数年のうちにも、それを生き返らせ数年のうちにも、それを示してください」とあります。「年」という言葉は、原文では複数形です。つまりこれは、短期間の間に、【主】の計画が成就するようにという祈りです(黙示録の預言から言えば、これは7年間です)。(3)さらにハバククは、大患難時代において「【主】のあわれみ」があるようにと祈っています。ミカ書7章で、ミカが同じ祈りをささげています。ミカは、大患難時代の間に「イスラエルの残れる者(真の信仰者たち)」が守られるようにと祈っています。
詩篇78:38に「しかし、あわれみ深い神は、彼らの咎を赦して、滅ぼさず、幾度も怒りを押さえ、憤りのすべてをかき立てられはしなかった」とあります。神の恵みとあわれみがなければ、私たちは神の前に出ることができません。私たちも、神のあわれみを求める祈りをささげようではありませんか。
きょうの祈り
イスラエルの神よ。あなたはあわれみ深いお方です。どうか怒りによってではなく、あわれみと恵みによって私を取り扱ってください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
サムエル記第二11~12、詩篇39~40
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