12 わざわいだ。血で町を建て、不正で都を築き上げる者。
13 これは、万軍の【主】によるのではないか。国々の民は、ただ火で焼かれるために労し、諸国の民は、むなしく疲れ果てる。
14 まことに、水が海をおおうように、地は、【主】の栄光を知ることで満たされる。
15 わざわいだ。自分の友に飲ませ、毒を混ぜて酔わせ、その裸を見ようとする者。
16 あなたは栄光よりも恥で満ち足りている。あなたも飲んで、陽の皮を見せよ。【主】の右の手の杯は、あなたの上に巡って来て、恥があなたの栄光をおおう。
17 レバノンへの暴虐があなたをおおい、獣への残虐があなたを脅かす。あなたが人の血を流し、国や町や、そのすべての住民に暴力をふるったためだ。
18 彫刻師の刻んだ彫像や鋳像、偽りを教える者が、何の役に立とう。物言わぬ偽りの神々を造って、これを造った者が、それにたよったところで、何の役に立とう。
19 わざわいだ。木に向かって目をさませと言い、黙っている石に向かって起きろと言う者よ。それは像だ。それは金や銀をかぶせたもの。その中には何の息もない。
20 しかし【主】は、その聖なる宮におられる。全地よ。その御前に静まれ。
将来起こるカルデヤ人の滅びが「5 つのあざけりの歌」で描写されています。これらの「あざけりの歌」は、皮肉であり、風刺です。その中には、悲しみ、裁き、滅びの理由などが歌われています。前回は、第1と第2の「あざけりの歌」を見ましたので、今回は残りの3つを見てみましょう。
12節に、「わざわいだ。血で町を建て、不正で都を築き上げる者」とあります。(1)カルデヤ人の第3 の罪は、「流血」と「不正」です。つまり、人間の命を踏みにじることで都を建設したということです。(2)諸国民を奴隷として使役して築き上げたカルデヤ人の王国は、火で焼かれ、跡形もなくなります。(3)14節に驚くべきことばが出てきます。「まことに、水が海をおおうように、地は、【主】の栄光を知ることで満たされる」。この聖句は、イザヤ11:9の引用で、メシア的王国(千年王国)の預言となっています。ここでハバククが語っているのは、カルデヤ人に代表される神の敵が全滅し、【主】の栄光が地をおおうようになるのは、メシア的王国においてであるということです。
15節に、「わざわいだ。自分の友に飲ませ、毒を混ぜて酔わせ、その裸を見ようとする者」とあります。(1)カルデヤ人の第4の罪は、ぶどう酒を使った「恥ずべき行為」です。彼らは見せかけの親切によって友を酔わせ、次に略奪行為を行います。(2)カルデヤ人の略奪行為は、人間に対してだけでなく、自然界や動物界に対しても行われました。(3)隣人にぶどう酒を飲ませたカルデヤ人たちは、次に神の怒りの杯を飲まされるようになります(エレ25:15~ 17参照)。
18節に、「彫刻師の刻んだ彫像や鋳像、偽りを教える者が、何の役に立とう。物言わぬ偽りの神々を造って、これを造った者が、それにたよったところで、何の役に立とう」とあります。(1)カルデヤ人の第5の罪は、偶像礼拝です。伝統的に、バビロンは偶像礼拝にまみれた地です。創世記の記述によれば、バビロンは偶像礼拝が誕生した地です(創11 章)。(2)しかし、それが彫像であれ、金や銀をかぶせたものであれ、偶像には何の力もありません。カルデヤ人の偶像は無力で、人を救うことができないのです。
20節に、「しかし【主】は、その聖なる宮におられる。全地よ。その御前に静まれ」とあります。この聖句が、ハバクク書2章の結論です。ハバククの時代、シャカイナグローリー(【主】の栄光)は、エルサレムの神殿の至聖所の中に輝いていました。そのお方を忘れて物言わぬ偶像に助けを求めることは、愚かなことです。今、御前に静まり、私たちが信頼できるお方は唯一であることを認め、告白しようではありませんか。
きょうの祈り
創造主なる神よ。真の神であるあなたを忘れることは、愚かなことです。日々御前に静まり、ご臨在の中を歩むことができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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