6 これらはみな、彼についてあざけりの声をあげ、彼を皮肉り、風刺してこう言わないだろうか。「ああ。自分のものでないものを増し加える者。─いつまでだろうか─その上に担保を重くする者。」
7 あなたをかむ者が突然起き上がり、あなたを揺り動かす者が目ざめないだろうか。あなたは彼らに奪い取られる。
8 あなたが多くの国々を略奪したので、ほかのすべての国々の民が、あなたを略奪する。あなたが人の血を流し、国や町や、そのすべての住民に暴力をふるったためだ。
9 わざわいだ。自分の家のために不正な利得をむさぼり、わざわいの手からのがれるために、自分の巣を高い所に据える者。
10 あなたは自分の家のために恥ずべきことを計り、多くの国々の民を滅ぼした。あなたのたましいは罪を犯した。
11 まことに、石は石垣から叫び、梁は家からこれに答える。
前回の個所で、神は、罪深く傲慢なカルデヤ人(バビロニヤ)を必ず裁くと預言されました。きょうの個所では、それを受けて、将来起こるカルデヤ人の滅びが「5つのあざけりの歌」で描写されています。これらの「あざけりの歌」は、皮肉であり、風刺です。その中には、悲しみ、裁き、滅びの理由などが歌われています。これと同じ滅びが、カルデヤ人だけでなく、傲慢で神に敵対して生きるすべての人を襲います。5つのあざけりの歌の内容を、2回に分けて学んでみましょう。
6節に、「これらはみな、彼についてあざけりの声をあげ、彼を皮肉り、風刺してこう言わないだろうか。『ああ。自分のものでないものを増し加える者。──いつまでだろうか──その上に担保を重くする者』」とあります。(1)カルデヤ人の罪の1つが、貪欲です。ここに描かれているのは、債権者が貸した以上のものを取り立てるので、債務者が怒って反抗して来るという図式です。(2)カルデヤ人は、多くの国々を略奪しました。今度は、略奪された側が、カルデヤ人を略奪する番です。実際にバビロニヤを滅ぼすのは、ペルシヤとメディヤです。
9節に、「わざわいだ。自分の家のために不正な利得をむさぼり、わざわいの手からのがれるために、自分の巣を高い所に据える者」とあります。(1)カルデヤ人の第2の罪は、不正の利得です。(2)その不正の利得を用いて、彼らは大きな家を建て、自分だけでなく家族をも富ませようとしました。(3)「自分の巣を高い所に据える者」とは、鷲の巣のイメージをもとにした表現で、王家の宮殿を指します。カルデヤ人は、バベルの塔のような高い塔をいくつも建てた民です。(4)建材として用いられた石や梁は、彼らが不正の利得で自らの家を建設したことの証拠として残ります。「まことに、石は石垣から叫び、梁は家からこれに答える」とは、そういう意味です。不正な利得は、やがてカルデヤ人自身を滅ぼすようになります。
第1と第2の歌は、ともに貪欲への警告となっています。個人であれ国家であれ、貪欲に支配されるなら、霊的いのちは窒息していきます。主イエスは言われました。「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。なぜなら、いくら豊かな人でも、その人のいのちは財産にあるのではないからです」(ルカ12:15)。このことばの意味を黙想してみましょう。自分の中に、変えるべき点がないかどうか、祈ってみましょう。貪欲の根本原因は、神に信頼しない心であり、偶像礼拝に傾く心です。
きょうの祈り
天の父なる神さま。あなたは私の必要をすべてご存じです。どうか私を貪欲から解放してください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
サムエル記第二7~8、使徒の働き7
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