4 見よ。彼の心はうぬぼれていて、まっすぐでない。しかし、正しい人はその信仰によって生きる。
5 実にぶどう酒は欺くものだ。高ぶる者は定まりがない。彼はよみのようにのどを広げ、死のように、足ることを知らない。彼はすべての国々を自分のもとに集め、すべての国々の民を自分のもとにかき集める。
神からハバククに与えられた幻の内容を見てみましょう。神は、「見よ。彼の心はうぬぼれていて、まっすぐでない。しかし、正しい人はその信仰によって生きる」とお語りになりました。新共同訳では、「見よ、高慢な者を。彼の心は正しくありえない。しかし、神に従う人は信仰によって生きる」と訳されています。
(1)高慢な者とは、神のことばを信じない人のことです。不信仰の原因は、うぬぼれとプライドにあります。自分の思いを第一にして生きる人は、その心が神から離れ、やがて滅びを刈り取ることになります。(2)しかし、神のことばを信じ、それに従って生きる人は信仰者であり、義人です。ハバククは、神がなぜカルデヤ人を用いてユダを裁くのか、理解できませんでした。それに対して神は、すべてが神の計画どおりに進んでいることと、最終的にはすべての問題が解決することとを信じるように、ハバククにお命じになりました。信仰者は、「今の自分には理解できないことがあるが、それでも私は神の約束を信じる」と告白するのです。4節は、ロ-マ1:17とガラテヤ3:11に引用されています。「なぜなら、福音のうちには神の義が啓示されていて、その義は、信仰に始まり信仰に進ませるからです。『義人は信仰によって生きる』と書いてあるとおりです」(ロマ1:17)。
次に神は、罪深く傲慢なカルデヤ人は必ず滅ぼされると預言されます。滅びの原因がいくつか列挙されています。(1)ぶどう酒による酩酊という罪。「実にぶどう酒は欺くものだ。高ぶる者は定まりがない」。カルデヤ人が酒飲みであることは、歴史上よく知られています。酩酊と高ぶりとは、双子のようなものです(ダニ5 章参照)。(2)貪欲という罪。「彼はよみのようにのどを広げ、死のように、足ることを知らない。彼はすべての国々を自分のもとに集め、すべての国々の民を自分のもとにかき集める」。カルデヤ人たちは、諸国を略奪し、富を自分のもとに集めました。しかし、いくら集めても、その貪欲な心が満たされることはありませんでした。神の視点からは、彼らの貪欲は「よみ(シオール)」のようであり、「死」のようです。「よみ」とは死者が行く場所です。カルデヤ人の貪欲は「よみ」のように大きく口を開け、飽くことなく諸国の人々と富とを飲み込んで行きます。この貪欲こそ、破滅の種となります。2:6~20では、カルデヤ人(バビロン)の滅亡が預言されます(次回学びます)。
酩酊、傲慢、貪欲は、現代人の罪でもあります。パウロのこの勧告を思い起こそうではありませんか。「夜はふけて、昼が近づきました。ですから、私たちは、やみのわざを打ち捨てて、光の武具を着けようではありませんか。遊興、酩酊、淫乱、好色、争い、ねたみの生活ではなく、昼間らしい、正しい生き方をしようではありませんか」(ロマ13:12~13)。
きょうの祈り
天の父なる神さま。どうか私を、酩酊、傲慢、貪欲の罪からお守りください。昼間らしい生き方を志します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
サムエル記第二5~6、使徒の働き6
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