8 あなたは、ナイル川のほとりにあるノ・アモンよりもすぐれているか。水がこれを取り囲む。その塁は海、その城壁は水。
9 クシュとエジプトはその力。それは限りがない。プテ人、ルブ人もその助け手。
10 しかし、これもまた、捕囚となり、とりことなって行き、その幼子たちもあらゆる町かどで八つ裂きにされ、その高貴な人たちもくじ引きにされ、そのおもだった者たちもみな、鎖につながれた。
11 あなたも酔いしれて身を隠し、敵から逃げてとりでを捜し求めよう。
12 あなたのすべての要塞は、初なりのいちじくを持ついちじくの木。それをゆさぶると、食べる者の口に落ちる。
前回は、ニネベ陥落の2つの理由を学びました。(1)悪行(流血の町、1~3節)と(2)悪魔的宗教(オカルトの町、4~7 節)がそれでした。きょうの個所では、第3の理由を学びます。それは、アッシリヤがノ・アモンに対して行った残虐な行為です。
(1)ノ・アモンは、上エジプトの首都で大いに栄えた町です。テーベという名でよく知られています。この都は、ナイル川の4つの支流によって守られた、ニネベよりもはるかに堅固な要塞でした。「あなたは、ナイル川のほとりにあるノ・アモンよりもすぐれているか。水がこれを取り囲む。その塁は海、その城壁は水」とあるとおりです。(2)ノ・アモンは、4つの同盟国を持っていました。クシュ(エチオピア)、エジプト(下エジプトのこと)、プテ(ソマリア)、ルブ(リビヤ)がそれでした。(3)堅固な守りと4つの同盟国を有していたにもかかわらず、ノ・アモンはアッシリヤによって滅ぼされました(前663年、アッシュールバニパル王によって)。(4)アッシリヤの残忍な行為が列挙されています。「しかし、これもまた、捕囚となり、とりことなって行き、その幼子たちもあらゆる町かどで八つ裂きにされ、その高貴な人たちもくじ引きにされ、そのおもだった者たちもみな、鎖につながれた」。征服した敵の幼子を八つ裂きにして殺すのは、アッシリヤの常套手段でした。兵士たちは高貴な者たちを奴隷として売り飛ばすために、くじを引きました。それとは対照的に、征服された国の要人たちは、鎖につながれました。
このような残忍な行為のゆえに、ニネベは陥落します。ニネベよりも堅固なノ・アモンが陥落したのですから、ニネベの陥落はそれよりも容易にやって来ます。(1)「あなたも酔いしれて身を隠し、敵から逃げてとりでを捜し求めよう」とあります。「酔いしれて」というのは、神の怒りの杯によって酔いしれる(恐れる、裁きを受ける)ということです(イザ49:26、エレ25:17、27 など参照)。(2)さらに、ニネベの滅びは速やかにやって来ます。「あなたのすべての要塞は、初なりのいちじくを持ついちじくの木。それをゆさぶると、食べる者の口に落ちる」とあるとおりです。初なりのいちじくは、収穫期の最初に実るもので、すぐに食べられてしまいます(黙6:13参照)。
私たちが信じる神は、愛であり、義であり、聖であるお方です。そのお方の前では、残忍な行為が見過ごしにされることはあり得ません。詩篇73篇のアサフの賛歌は、まさにそのテーマを取り上げています。アサフは、悪人が大いに栄えているのを見て人生の矛盾を感じ、こう歌っています。「私は、これ(なぜ悪人が栄えるのか)を知ろうと思い巡らしたが、それは、私の目には、苦役であった。私は、神の聖所に入り、ついに、彼らの最後を悟った。まことに、あなたは彼らをすべりやすい所に置き、彼らを滅びに突き落とされます。まことに、彼らは、またたくまに滅ぼされ、突然の恐怖で滅ぼし尽くされましょう」。悪人が栄えているのを見て、うらやましく思う必要はありません。むしろ、神を恐れつつ歩むべきです。
きょうの祈り
天の父よ。他の人がどうであれ、私に関しては、あなたを愛し、あなたにお従いします。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
サムエル記第一24~25、使徒の働き2
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