1 散らす者が、あなたを攻めに上って来る。塁を守り、道を見張り、腰をからげ、大いに力を奮い立たせよ。
2 【主】は、ヤコブの栄えを、イスラエルの栄えのように回復される。─かすめる者が彼らをかすめ、彼らのぶどうのつるをそこなったからだ。
3 その勇士の盾は赤く、兵士は緋色の服をまとい、戦車は整えられて鉄の火のようだ。槍は揺れ、
4 戦車は通りを狂い走り、広場を駆け巡る。その有様はたいまつのようで、いなずまのように走り回る。
5 貴人たちは呼び出され、途上でつまずき倒れる。彼らはその城壁へ急ぎ、防柵を設ける。
6 町々の門は開かれ、宮殿は消え去る。
7 王妃は捕らえられて連れ去られ、そのはしためは鳩のような声で嘆き、胸を打って悲しむ。
きょうの個所では、ニネベ陥落の様子が詳細に預言されています。「散らす者が、あなたを攻めに上って来る。塁を守り、道を見張り、腰をからげ、大いに力を奮い立たせよ」(1節)。(1)これはニネベに対して語られたことばです。「散らす者」とは、バビロン軍とメディア軍の合同軍のことです。この侵略を指揮したのは、ネブカデネザルの父ナボポラッサです。(2)「塁を守り、道を見張り、腰をからげ、大いに力を奮い立たせよ」とは、ニネベに対する警告のことばです。もちろんこれは、皮肉的表現です。敵の大群の前には、防衛の努力などむなしいものです。
戦いの目的が2節に記されています。「【主】は、ヤコブの栄えを、イスラエルの栄えのように回復される。─かすめる者が彼らをかすめ、彼らのぶどうのつるをそこなったからだ」。(1)この戦いは、ユダとイスラエルを攻撃したアッシリヤへの【主】の報復の戦いです。アッシリヤ軍は、北王国イスラエルを滅亡させ、南王国ユダの町々を破壊し、首都エルサレムを包囲しました。「ぶどうのつるをそこなった」とは、イスラエルの民の子孫たちを殺したということです。(2)この戦いによってアッシリヤ(ニネベ)は滅び、イスラエルの栄えが回復されます。
侵略戦争の様子が実に生き生きと預言されています。全体から読み取れるのは、バビロンとメディアの合同軍が実に素早く攻撃を仕掛けてくるということです。(1)侵略軍は、実に見事に武装しています。盾は赤く、服は緋色、戦車は鉄の火のようです。当時は、戦車に松明をともして走ることがよく行われました。野戦に備えてのことです。(2)侵略軍は、ニネベの町に入り、その通りや広場を駆け巡ります。「いなずまのように走り回る」とは、動きが素早いことを表現した言葉です。(3)「貴人たちは呼び出され、途上でつまずき倒れる。彼らはその城壁へ急ぎ、防柵を設ける」とあります。敵の侵攻があまりにも急なので、町の中は大混乱に陥ります。城壁を守ろうとして慌てふためいている様子が、よく表現されています。(4)「町々の門は開かれ、宮殿は消え去る」とあります。新共同訳では「流れに面した門は開かれ、宮殿は揺れ動く」と訳されています。ニネベは2つの川の間に建てられた町でした。ニネベの崩壊は、川の氾濫によってもたらされました。(5)「王妃は捕らえられ」とありますが、原語では「フツァブ」です。これは王妃の固有名詞かもしれません。王妃が捕らえられることは、その国が征服されたということです。
【主】がご自身の民を守ってくださることに注目しましょう。神に敵対する者は、必ず滅びて行きます。最終的に神の御心がなることを知っている私たちは、何と幸いなことでしょうか。それゆえ、いかに困難な状況に置かれたとしても、忍耐して神の時を待つことを学ぼうではありませんか。
きょうの祈り
イスラエルの神よ。あなたはご自身の民を守り、導かれるお方です。私たちクリスチャンは、必ず勝利することが決まっている神の軍に所属しています。そのことのゆえに、感謝します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
サムエル記第一18~19、ルカの福音書23
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