1 ああ。悪巧みを計り、寝床の上で悪を行う者。朝の光とともに、彼らはこれを実行する。自分たちの手に力があるからだ。
2 彼らは畑を欲しがって、これをかすめ、家々をも取り上げる。彼らは人とその持ち家を、人とその相続地をゆすり取る。
3 それゆえ、【主】はこう仰せられる。「見よ。わたしは、こういうやからに、わざわいを下そうと考えている。あなたがたは首をもたげることも、いばって歩くこともできなくなる。それはわざわいの時だからだ。」
4 その日、あなたがたについて、あざけりの声があがり、嘆きの歌が起こって言う。「私たちはすっかり荒らされてしまい、私の民の割り当て地は取り替えられてしまった。どうしてそれは私から移され、私たちの畑は裏切る者に分け与えられるのか。」
5 それゆえ、【主】の集会で、あなたのために、くじを引いて測り綱を張る者がいなくなる。
ミカは民の罪の本質が貪欲にあることを指摘します。(1)罪を犯しているのは、裕福な上流階級の人たち(指導者たち)です。裕福な者には弱者を助ける責任がありますが、彼らはその責任を果たすどころか、逆に弱者を搾取します。力を持った人は、腐敗しやすいものです。「彼らはこれを実行する。自分たちの手に力があるからだ」とあるとおりです。(2)彼らはうっかり罪を犯すのではありません。寝床の上で詳細に計画を練り、朝になるとそれを実行するのです。彼らには力があるので、合法的な行為に見せかけながら、略奪行為を行うことができるのです。(3)彼らの罪の本質は、貪欲です。「彼らは畑を欲しがって、これをかすめ、家々をも取り上げる。彼らは人とその持ち家を、人とその相続地をゆすり取る」とあるとおりです。家族の遺産となるべきものが、合法的な体裁を取って略奪されます。これはモーセの律法に違反した行為です(レビ25:8 ~ 55参照)。隣人のものを欲しがるのは、罪です(出20:17)。(4)イザヤは、「ああ。家に家を連ね、畑に畑を寄せている者たち。あなたがたは余地も残さず、自分たちだけが国の中に住もうとしている」(5:8)と語っています。イザヤは都会での状況を語り、ミカは田舎での状況を語っています。つまり、この時代、都会から田舎に至るまで、貪欲の罪が国中に蔓延していたことが分かります。
(1)裁き主である【主】が判決を下されます。「見よ。わたしは、こういうやからに、わざわいを下そうと考えている」。「わざわい」と訳されている言葉は、ヘブル語では「ラアー」です。この言葉の意味は広範囲に及び、「悪い」という意味もあります。つまり神は、イスラエルの民の「道徳的罪(悪)」に対して「わざわい」をもって応えると言われるのです(ここには言葉遊びがあります)。(2)神の裁き(わざわい)が下ると、彼らは今までのように威張って歩くことができなくなります。そのわざわいとは、敵がやって来て、彼らの土地を略奪するということです。その土地は、元は貧しい者たちから奪ったものなのですが、今度はそれが敵に奪われることになります。敵に土地を奪われた者たちは、「私たちはすっかり荒らされてしまい、私の民の割り当て地は取り替えられてしまった。どうしてそれは私から移され、私たちの畑は裏切る者に分け与えられるのか」と言って嘆くようになります。この嘆きの言葉は、敵があざけりのために、そのまま復唱する言葉になります。(3)その結果、モーセの律法が保証していた家族への遺産相続が実行できなくなります。「測り綱」は土地を分割したり、相続したりする際に用いられるものです(ヨシ18:8~10 参照)。
罪には裁きが下ることを覚え、神を恐れることを学びましょう。クリスチャン生活の指針とすべき聖句は、これです。「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます」(マタ16:33)。
きょうの祈り
天の父なる神さま。どうか私を貪欲の罪から救ってください。隣人の権利を大切にすることができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
ヨシュア記15~16、ルカの福音書7
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