10 ガテで告げるな。激しく泣きわめくな。ベテ・レアフラでちりの中にころび回れ。
11 シャフィルに住む者よ。裸で恥じながら過ぎて行け。ツァアナンに住む者は出て来ない。ベテ・エツェルの嘆きは、あなたがたから、立つ所を奪い取る。
12 マロテに住む者が、どうして、しあわせを待ち望めよう。エルサレムの門に、【主】からわざわいが下ったのに。
13 ラキシュに住む者よ。戦車に早馬をつなげ。それはシオンの娘にとって罪の初めであった。イスラエルの犯したそむきの罪が、あなたのうちに見つけられたからだ。
14 それゆえ、あなたは贈り物をモレシェテ・ガテに与える。アクジブの家々は、イスラエルの王たちにとって、欺く者となる。
15 マレシャに住む者よ。わたしはまた、侵略者をあなたのところに送る。イスラエルの栄光はアドラムまで行こう。
16 あなたの喜びとする子らのために、あなたの頭をそれ。そのそった所を、はげ鷲のように大きくせよ。彼らが捕らえられて、あなたから去って行ったから。
前回の続きです。ミカの故郷の町々が、アッシリヤ軍の侵攻によって滅ぼされようとしています。ミカは、町の名前の意味を取り上げ、それを使って「言葉遊び(paronomasia)」をしています。その目的は、自らの心の痛みをより深く、詩的に表現するためです。
(4)「ツァアナンに住む者は出て来ない」。「ツァアナン」とは「出て来る」という意味で、意訳すると、「出て来るという名の町の住民たちは、自己防衛の戦いにさえも出て来ない臆病者たちである」となります。(5)「ベテ・エツェルの嘆きは、あなたがたから、立つ所を奪い取る」。「ベテ・エツェル」とは「隣の町」という意味で、意訳すると、「頼りにしていた隣の町にも嘆きの声が起こり、そこからの援助は期待できなくなった」となります。(6)「マロテに住む者が、どうして、しあわせを待ち望めよう。エルサレムの門に、【主】からわざわいが下ったのに」。「マロテ」とは「苦い」という意味で、意訳すると、「この町の住民は幸いが来ることを待っていたが、エルサレムにまで敵が攻め上るのを見て、苦々しい思いを味わうようになった」となります。ミカが、エルサレムが滅びるとは言っていないことに注目しましょう。(7)「ラキシュに住む者よ。戦車に早馬をつなげ。それはシオンの娘にとって罪の初めであった。イスラエルの犯したそむきの罪が、あなたのうちに見つけられたからだ」。「ラキシュ」の意味は明らかではありませんが、おそらく「ひとこぶラクダ、速く走るラクダ」のことでしょう。意訳すると、「ラキシュの住民よ。町に留まることは危険なので、町の名のような速いラクダを駆って逃げよ」となります。「それはシオンの娘にとって罪の初めであった。イスラエルの犯したそむきの罪が、あなたのうちに見つけられたからだ」とは、ラキシュがユダの町々で最初に偶像礼拝を採用した町であったことを示しています。(8)「それゆえ、あなたは贈り物をモレシェテ・ガテに与える」。「モレシェテ・ガテ」とは「贈り物、遺産」という意味です。ここは預言者ミカの出身地です。意訳すると、「ラキシュは困難に直面し、ついにペリシテ人が支配しているモレシェテ・ガテに贈り物とともに使者を送り、アッシリヤ軍から守ってほしいと懇願するようになる」となります。(9)「アクジブの家々は、イスラエルの王たちにとって、欺く者となる」。「アクジブ」とは「欺き」という意味で、意訳すると、「アクジブは期待に反して、助けとはならなかった」となります。(10)「マレシャに住む者よ。わたしはまた、侵略者をあなたのところに送る」。「マレシャ」は「モレシェテ」と同じく「贈り物、遺産」という意味です。この町は敵への贈り物となります。(11)「イスラエルの栄光はアドラムまで行こう」。アドラムはダビデが逃れた町として有名です(Ⅰサム22:1)。マレシャを征服した敵は、次にアドラムまで征服するようになります。
もし私たちが、自分の町の滅びを事前に知らされたとするなら、どのような行動を取るでしょうか。涙とともに祖国の救いのためにとりなしの祈りをささげる人は幸いです。
きょうの祈り
天の父なる神さま。どうか私にとりなしの霊を注いでください。祖国を救ってください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
ヨシュア記13~14、ルカの福音書6
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