11 主はこう仰せられる。「エドムの犯した三つのそむきの罪、四つのそむきの罪のために、わたしはその刑罰を取り消さない。彼が剣で自分の兄弟を追い、肉親の情をそこない、怒り続けていつまでも激しい怒りを保っていたからだ。
12 わたしはテマンに火を送ろう。火はボツラの宮殿を焼き尽くす。」
13 主はこう仰せられる。「アモン人の犯した三つのそむきの罪、四つのそむきの罪のために、わたしはその刑罰を取り消さない。彼らが、自分たちの領土を広げるために、ギルアデの妊婦たちを切り裂いたからだ。
14 わたしはラバの城壁に火を放とう。火はその宮殿を焼き尽くす。これは戦いの日のときの声と、つむじ風の日の暴風のうちに起こる。
15 彼らの王は、その首長たちとともに、捕囚として連れて行かれる」と主は仰せられる。
< 2 章>
1 主はこう仰せられる。「モアブの犯した三つのそむきの罪、四つのそむきの罪のために、わたしはその刑罰を取り消さない。彼がエドムの王の骨を焼いて灰にしたからだ。
2 わたしはモアブに火を送ろう。火はケリヨテの宮殿を焼き尽くす。モアブは、どよめきのうちに、角笛の音と、ときの声のうちに死ぬ。
3 わたしはさばきつかさをそのうちから断ち滅ぼし、そのすべての首長たちを、彼とともに切り殺す」と主は仰せられる。
エドムはヤコブの兄エサウの子孫であり、イスラエルとは親戚関係にありました。エドムの罪とは次のようなものです。(1)彼らは同族であるイスラエルに対して、敵意を抱き、イスラエルを苦しめました。(2)彼らがイスラエルに対して抱いた敵意は、一時的なものではなく、執拗で継続的なものでした。(3)その罪のゆえに、エドムは裁かれます。テマンとボツラはエドムを代表する町ですが、ともに火で焼き尽くされます。エドムは契約の民イスラエルに対して抱いた継続的な敵意のゆえに、千年王国においてもその地は破壊されたままで残ります
アモンはアブラハムの甥であるロトの子孫です。彼らもまた、イスラエルとは親戚関係にありました。アモンの罪とは次のようなものです。(1)彼らはギルアデに侵入し、妊婦たちを切り裂き、母親と胎児の双方を虐殺するという極悪非道を行いました。(2)その目的は、自らの領土を拡大することにありました。(3)その罪のゆえに、アモンの首都ラバ(現在のヨルダンの首都アンマン)は、激戦の最中、大火災によって壊滅状態に陥ります。と同時に、王とその首長たちは捕囚として連行されます(アッシリヤによって)。つまり、回復の望みがないということです。
モアブは、アモンと同じくロトの子孫です。モアブの罪とは次のようなものです。(1)彼らはエドムの王の骨を焼いて灰にしました。つまり、すでに死んでいる者をさらに痛めつけ、死者を冒涜したということです。モアブの王は自分の息子をいけにえとしてささげるほど残忍な王でした(Ⅱ列王記3:26~ 27参照)。(2)その罪のゆえに、モアブも他国民と同じ罰を受けます。火はモアブとケリヨテを焼き滅ぼします。ケリヨテはモアブの首都で、そこには国家神ケモシュ(Ⅰ列王記11:7、33)の聖所が置かれていました。さらに、そのさばきつかさと首長たちも殺されますので、国家再建の希望は途絶えます。
エドム、アモン、モアブの三国は、主から特別な地位を与えられていたにもかかわらず、それを悪用し、主のみこころを痛めました。その失敗から教訓を学びましょう。「すべて、多く与えられた者は多く求められ、多く任された者は多く要求されます」(ルカ12:48)。あなたは、主から与えられたものを神の栄光のために用いていますか。
きょうの祈り
全知全能の神よ。あなたから与えられている賜物を用いて、あなたの栄光を表すことができますように、私を助けてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
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