1 テコアの牧者のひとりであったアモスのことば。これはユダの王ウジヤの時代、イスラエルの王、ヨアシュの子ヤロブアムの時代、地震の二年前に、イスラエルについて彼が見たものである。
アモスという預言者がどういう人物なのか、見てみましょう。(1)アモスとは、「重荷を負う者」という意味です。この名前の人物は、旧約聖書では彼だけしかいません。(2)家族的背景は不明ですが、出身はテコア(ベツレヘム南東にあるユダの町)です。(3)彼は職業的な預言者ではありません(エリヤやエリシャによって建てられた預言者の学校で訓練を受けたわけではない)。彼の職業は、羊飼いであり、いちじく桑を栽培する農夫でした(7:14参照)。彼が預言者として立ったのは、主からの啓示があったからです。彼は、主からの啓示を「幻」によって見せられたようです。(4)彼が預言者として活動したのは、南王国ユダの王ウジヤ(前792~740年在位)、北王国イスラエルの王ヤロブアム2 世(前793~753年在位)の時代です。この時代は物質的には大いに繁栄した時代ですが、偶像礼拝が蔓延した時代でもあります。(5)幻を見たのは、地震が起こる2年前と書かれています。この地震は、ゼカリヤ書14:5 にも出ています。彼の活動した期間は前810~ 750年頃でしょうが、より的を絞ると前770~750年頃になると思われます。(6)彼は、南王国出身の預言者ですが、北王国に対して預言を語るというユニークな使命を果たします。
先に進む前に、アモス書を引用している新約聖書の箇所を確認しておきましょう。二つありますが、ともに使徒の働きの箇所です。(1)使徒の働き7:42~ 43。ここでは、ステパノがユダヤ人たちの頑なさを糾弾するために、アモス書5:25 ~27 を引用しています。(2)使徒の働き15:16 ~18。場面はエルサレム会議です。エルサレム教会の指導者となった主の弟のヤコブが、異邦人の救いを擁護するために、アモス書9:11 ~12 を引用しています。
アモスは自分の計画によってではなく、主の啓示によって預言者として立ち上がりました。しかも、活動の場は自分の国の南王国ユダではなく、北王国イスラエルだったのです。主からの召しは、絶対的であり、妥協を許しません。今の時代、アモスのような主のしもべが多く起こされるように祈ろうではありませんか。あなたが現代のアモスである可能性はありませんか。
きょうの祈り
全知全能の神よ。私の人生をあなたの御手にゆだねます。あなたからの召しに忠実に歩ませてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
レビ記20~21、マタイの福音書2
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