2 長老たちよ。これを聞け。この地に住む者もみな、耳を貸せ。このようなことがあなたがたの時代に、また、あなたがたの先祖の時代にあったろうか。
3 これをあなたがたの子どもたちに伝え、子どもたちはその子どもたちに、その子どもたちは後の世代に伝えよ。
4 かみつくいなごが残した物は、いなごが食い、いなごが残した物は、ばったが食い、ばったが残した物は、食い荒らすいなごが食った。
5 酔っぱらいよ。目をさまして、泣け。すべてぶどう酒を飲む者よ。泣きわめけ。甘いぶどう酒があなたがたの口から断たれたからだ。
6 一つの国民がわたしの国に攻め上った。力強く、数えきれない国民だ。その歯は雄獅子の歯、それには雄獅子のきばがある。
7 それはわたしのぶどうの木を荒れすたれさせ、わたしのいちじくの木を引き裂き、これをまる裸に引きむいて投げ倒し、その枝々を白くした。
8 若い時の夫のために、荒布をまとったおとめのように、泣き悲しめ。
9 穀物のささげ物と注ぎのぶどう酒は主の宮から断たれ、主に仕える祭司たちは喪に服する。
10 畑は荒らされ、地も喪に服する。これは穀物が荒らされ、新しいぶどう酒も干上がり、油もかれてしまうからだ。
11 農夫たちよ。恥を見よ。ぶどう作りたちよ。泣きわめけ。小麦と大麦のために。畑の刈り入れがなくなったからだ。
12 ぶどうの木は枯れ、いちじくの木はしおれ、ざくろ、なつめやし、りんご、あらゆる野の木々は枯れた。人の子らから喜びが消えうせた。
13 祭司たちよ。荒布をまとっていたみ悲しめ。祭壇に仕える者たちよ。泣きわめけ。神に仕える者たちよ。宮に行き、荒布をまとって夜を過ごせ。穀物のささげ物も注ぎのぶどう酒もあなたがたの神の宮から退けられたからだ。
14 断食の布告をし、きよめの集会のふれを出せ。長老たちとこの国に住むすべての者を、あなたがたの神、主の宮に集め、主に向かって叫べ。
ユダの地をいなごの大群が襲いました。その害は、今まで聞いたこともないほど激しく絶望的なものでした。「かみつくいなご」、「いなご」、「ばった」、「食い荒らすいなご」という4種類の言葉が使われていますが、これは4 種類のいなごのことではなく、4回にわたるいなごの災害のことです。先のいなごの大群が食い残したものを次のいなごの大群が食い荒らし、4 回目のいなごの襲来の後には何も残されていないというのが、ヨエルの論点です。旧約聖書では、4という数字は破滅の激しさを象徴的に表す数字として用いられています(エレミヤ書15:3、エゼキエル書14:21 参照)。
この災害のために、4 種類の人たちが嘆いています。(1)酔っ払いは、ぶどう酒が断たれたので嘆いています。ぶどうの木は丸裸にされ、枝葉は皮まで食いちぎられて白くなっています。(2)一般民衆は、若い妻が夫を亡くした時のように泣き悲しんでいます。(3)祭司たちは喪に服しています。主の前にささげる穀物のささげ物と注ぎのぶどう酒が断たれたからです。これらのささげ物の一部は、祭司の収入となりました。それがなくなることは、生活の破綻を意味しました。(4)農夫たちも恥を感じ、泣きわめいています。ぶどう、小麦と大麦などの畑の刈り入れがなくなったからです。また、ざくろ、なつめやし、りんごなどのあらゆる野の木々も枯れてしまいました。
ヨエルは祭司たちに向かって、断食の布告と、きよめの集会の開催を呼びかけます。荒布をまとうのは、悲しみと悔い改めの表現ですが、ヨエルは「荒布をまとって夜を過ごせ」と命じています。荒布をまとったまま寝るのは、事態がいかに深刻であるかを表しています。いなごの大災害は、ユダの民にとっては主の前に悔い改める機会となりました。ヨエルは、すでに起こったこの大災害を下敷きにして、将来ユダの民を襲おうとしているより悲惨な裁きについて預言を始めます。その内容が、1:15以降で記されます。
私たちの祖国日本にも、実に悲惨な大地震の災害や台風の被害が頻繁に発生しています。ヨエル書の論理から言うと、これらの災害は私たち日本人が主に叫ぶきっかけとなり、機会となるべきものです。まず私たちクリスチャンが、荒布をまとったような姿になって、主に叫ぶべきです。きょう一日、襟を正し、主によって派遣された天国の大使としてこの世に出て行こうではありませんか。
きょうの祈り
天地創造の神よ。空騒ぎをしたり、浮き足立ったりするのではなく、荒布をまとって日々あなたの前を歩むことができますように、私を励ましてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。
アーメン。
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出エジプト記37~38、ヨハネの福音書16
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