1 イスラエルは多くの実を結ぶよく茂ったぶどうの木であった。多く実を結ぶにしたがって、それだけ祭壇をふやし、その地が豊かになるにしたがって、それだけ多くの美しい石の柱を立てた。
2 彼らの心は二心だ。今、彼らはその刑罰を受けなければならない。主は彼らの祭壇をこわし、彼らの石の柱を砕かれる。
3 今、彼らは言う。「私たちには王がない。私たちが主を恐れなかったからだ。だが、王は私たちに何ができよう」と。
4 彼らはむだ口をきき、むなしい誓いを立てて契約を結ぶ。だから、さばきは畑のうねの毒草のように生いでる。
5 サマリヤの住民は、ベテ・アベンの子牛のためにおののく。その民はこのために喪に服し、偶像に仕える祭司たちもこのために喪に服する。彼らは、その栄光のために悲しもう。栄光が子牛から去ったからだ。
6 その子牛はアッシリヤに持ち去られ、大王への贈り物となる。エフライムは恥を受け取り、イスラエルは自分のはかりごとで恥を見る。
7 サマリヤは滅びうせ、その王は水の面の木切れのようだ。
8 イスラエルの罪であるアベンの高き所も滅ぼされ、いばらとあざみが、彼らの祭壇の上におい茂る。彼らは山々に向かって、「私たちをおおえ」と言い、丘に向かって、「私たちの上に落ちかかれ」と言おう。
きょうの箇所では、目前に迫った裁き(アッシリヤ捕囚)と、将来のより重い裁きとが、連続して預言されています。
(1)イスラエルは、多くの実を結ぶぶどうの木でした。つまり、繁栄が約束された国だったということです。(2)ところが、彼らは神から祝福されればされるほど、偶像礼拝(バアル礼拝)のための祭壇を増やしていきました。石の柱は、バアル神を表します。石の柱を立てることは、モーセの律法で禁じられていました(申命記16:21 ~22)。(3)イスラエルの民の心は、主なる神とバアルの間で二つに分裂していました。(4)その罪のゆえに、イスラエルの民の上に神の裁きが下ります。彼らの祭壇はこわされ、石の柱は砕かれます。これをなすのは、主ご自身です。この裁きは、アッシリヤ捕囚という形で成就します。(5)その時、彼らは、自分たちが立てた王は神が認定された人物ではなかったことと、そのような王からはなんの助けも受けられないことに気づきます。
4~8節は、将来に起こる神の裁き、つまり大患難時代についての預言です。そこに記されている裁きの内容は、アッシリヤ捕囚以上のものです。(1)この裁きが下る直接的原因は、「彼らはむだ口をきき、むなしい誓いを立てて契約を結ぶ」という点にあります。これは、イスラエルの民が反キリストと契約を結ぶことを預言したものです(ダニエル書9:27、イザヤ書28:14 ~22)。(2)ベテ・アベン(サマリヤ)の子牛は、アッシリヤに持ち去られ、大王への贈り物となります。この文脈では、「アッシリヤ」とはメソポタミヤのことで、「大王」とは反キリストのことです。5:13 には、「…エフライムはアッシリヤに行き、大王(ヤレブ王)に人を遣わした」とありました。再度確認しますが、歴史的には、北王国がアッシリヤと契約を結んだり、助けを求めたりしたことはありません。また、ヤレブ王(言い争う王という意味)という人物も存在しません。従って、この文脈では、イスラエルが助けを求める大王(ヤレブ王)は反キリストのことであると理解すべきです。(3)大患難時代においてイスラエルの民を襲う苦難は、想像を絶するほどきびしいものです。彼らは避難所を求めて、山々に向かって「私たちをおおえ」と言い、丘に向かって「私たちの上に落ちかかれ」と叫ぶようになります(ルカ23:30、黙示録6:16 参照)
イスラエルの民は、神に助けを求める代わりに、諸国と同盟を結ぶことによってアッシリヤに対抗しようとしました。その罪のゆえに、アッシリヤ捕囚という裁きが彼らの上に下ったのです。さらに、イスラエルの民は、神よりも反キリストに助けを求めるようになります。その罪のゆえに、大患難時代が彼らを襲うようになるのです。いずれの場合も、イスラエルの罪は「神に信頼を置かない」という罪です。あなたはどうですか。神以外のものに信頼を置いているなら、直ちに悔い改め、神に対する信仰を回復しましょう。イスラエルの民の失敗から教訓を学びましょう。
きょうの祈り
イスラエルの神よ。あなたに信頼を置かないことは、大きな罪です。イスラエルの民の失敗から教訓を学ぶことができますように。あなただけが私の神、私の救い主です。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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