8 イスラエルはのみこまれた。今、彼らは諸国の民の間にあって、だれにも喜ばれない器のようだ。
9 彼らは、ひとりぼっちの野ろばで、アッシリヤへ上って行った。エフライムは愛の贈り物をした。
10 彼らが諸国の民の間で物を贈っても、今、わたしは彼らを寄せ集める。しばらくすれば、彼らは王や首長たちの重荷を負わなくなるであろう。
11 エフライムは罪のために多くの祭壇を造ったが、これがかえって罪を犯すための祭壇となった。
12 わたしが彼のために、多くのおしえを書いても、彼らはこれを他国人のもののようにみなす。
13 彼らがわたしにいけにえをささげ、肉を食べても、主はこれを喜ばない。今、主は彼らの不義を覚え、その罪を罰せられる。彼らはエジプトに帰るであろう。
14 イスラエルは自分の造り主を忘れて、多くの神殿を建て、ユダは城壁のある町々を増し加えた。しかし、わたしはその町々に火を放ち、その宮殿を焼き尽くす。
8章は、「角笛を口に当てよ」という呼びかけで始まります。前回でも確認したように、これは裁きを告げる角笛です。つまり、審判が目前に迫っているということです。エフライム(北王国)に裁きが下る理由として、五つの罪が指摘されます。すでに最初の三つの罪について学びましたので、きょうは第四と第五の罪を見てみましょう。
第四の罪は、神に助けを求める代わりに諸国(異邦人国家)と政治同盟を結んだというものです。(1)北王国イスラエルは、すでにアッシリヤによって国土の一部を奪われ、独立を失っている状態(のみこまれた状態)にあります。それでもイスラエルは、群れから離れた野ろばのように、アッシリヤに保護と同盟を求めに行きます。(2)しかし、そのアッシリヤがイスラエルを滅ぼすことになります。なぜなら、アッシリヤはイスラエルを裁く「神の器」として選ばれた国だからです。(3)その結果、イスラエルの人口は十分の一にまで激減します(アモス書5:3参照)。
第五の罪は、多くの偽りの祭壇を造り、そこで偶像礼拝を行ったことです。(1)イスラエルの民の最大の問題は、神のことばについて無知であったことです。これは、意図的に神のことばを排除した結果やってきた無知です。「わたしが彼のために、多くのおしえを書いても、彼らはこれを他国人のもののようにみなす」(12節)とあるとおりです。(2)祭壇は本来罪の赦しを与えるために造られたものですが(レビ記17:11 参照)、彼らは神の意図を無視して自分勝手に多くの祭壇を造り、そこで偶像礼拝の罪を犯しました。(3)その結果、イスラエルの民はアッシリヤ捕囚となりますが、中にはエジプトに捕囚になる者も出てきます。(4)南王国ユダもまた同じような罪を犯しました。イスラエルは諸国との政治同盟に頼ろうとしましたが、ユダの場合は、要塞都市を次々に建設し、軍事力に頼ろうとしました。ともに、神に信頼を置いていないという点では同罪です。そこで神は、ユダに対する裁きも宣言されました。「しかし、わたしはその町々に火を放ち、その宮殿を焼き尽くす」(14節)とあるように、アッシリヤはユダのすべての要塞都市を征服します(Ⅱ列王記18:13、19:20参照)。実際に破壊を免れるのは、エルサレムだけという状態になります。
あなたは、何によって安全を確保しようとしていますか。目に見えるものではなく、目に見えない神に信頼を置く人は幸いです。
きょうの祈り
天地創造の神よ。私は、目に見えるものに頼ろうとする弱い者です。お赦しください。今あなたに立ち返ります。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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