1 わたしがイスラエルをいやすとき、エフライムの不義と、サマリヤの悪とは、あらわにされる。彼らは偽りを行い、盗人が押し入り、外では略奪隊が襲うからだ。
2 しかし、彼らは心に言い聞かせない、わたしが彼らのすべての悪を覚えていることを。今、彼らのわざは彼らを取り巻いて、わたしの前にある。
3 彼らは悪を行って王を喜ばせ、偽りごとを言って首長たちを喜ばせる。
4 彼らはみな姦通する者だ。彼らは燃えるかまどのようだ。彼らはパン焼きであって、練り粉をこねてから、それがふくれるまで、火をおこすのをやめている。
5 われわれの王の日に、首長たちは酒の熱に病み、王はあざける者たちと手を握る。
6 彼らは陰謀をもって近づく。彼らの心はかまどのようで、その怒りは夜通しくすぶり、朝になると、燃える火のように燃える。
7 彼らはみな、かまどのように熱くなって、自分たちのさばきつかさを焼き尽くす。その王たちもみな倒れる。彼らのうちだれひとり、わたしを呼び求める者はいない。
きょうの箇所では、北王国イスラエルが病人として描写されています。神は民を祝福し、いやそうとしますが、そのたびに民の罪の状態があらわにされます。(1)北王国イスラエルの民は、内面も外面もともに深く病んでいました。その状態を描写したのが、「彼らは偽りを行い、盗人が押し入り、外では略奪隊が襲うからだ」ということばです。(2)イスラエルの民が、神が与えようとする回復を受け入れない最大の理由は、「無知」にあります。彼らは神を知らず(知ろうともせず)、さらに、彼らのすべての悪を神が覚えておられることを悟ろうともしなかったのです。これは、重大な不敬虔の罪です。
北王国の最盛期は、ヤロブアム2世の治世にやって来ました。それ以降に立った王たちは、宮廷内での陰謀に巻き込まれていきました(南王国では、ダビデの家系が王位を継承しましたが、北王国では、主が預言者を通して任命した人物が王となりました)。(1)取り巻き者たちは、王に悪事をそそのかして出世への道を駆け上ろうとしました。その様子が、「パン焼きのかまど」の比喩で表現されています。パン焼きは、粉を発酵させるためにかまどを一定の温度に保ちます。それと同じように、陰謀者は計画を練り、それを実行する機会が来るまで沈黙を守ります。(2)「王の日」とは、王の誕生日か戴冠式の日のことでしょう。この日に首長たちは酒を飲み過ぎて病気になります。(3)6~7節は、北王国の王たちが陰謀によって倒れていく様を描いています。南王国では、ダビデの家系に属する者だけが王位を継承しました。北王国では、九つの王朝が誕生しては滅びていきました。特に、最後の6人の王たちの中で4人までが暗殺されています。ゼカリヤ、シャルム、メナヘムの子ペカフヤ、そして、ペカがそれです(Ⅱ列王記15 章)。
7節にある「彼らのうちだれひとり、わたしを呼び求める者はいない」ということばは、悲しいものです。あなたは、苦難の日に主に叫んでいますか。このことばを心に蓄えようではありませんか。「苦難の日にはわたしを呼び求めよ。わたしはあなたを助け出そう。あなたはわたしをあがめよう」(詩篇50:15)。
きょうの祈り
イスラエルの神よ。苦難の日に、あなたに叫び求めます。どうか私を助け出し、平らな地に置いてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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出エジブト記5~6、ヨハネの福音書4
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