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ホセア書4:1~5

1 イスラエル人よ。主のことばを聞け。主はこの地に住む者と言い争われる。この地には真実がなく、誠実がなく、神を知ることもないからだ。

2 ただ、のろいと、欺きと、人殺しと、盗みと、姦通がはびこり、流血に流血が続いている。

3 それゆえ、この地はに服し、ここに住む者はみな、野のけもの、空の鳥とともに打ちしおれ、海の魚さえも絶え果てる。

4 だれもとがめてはならない。だれも責めてはならない。しかし祭司よ。わたしはあなたをなじる。

5 あなたは昼つまずき、預言者もまた、あなたとともに夜つまずく。わたしはあなたの母を滅ぼす。

イスラエルの民の罪

北王国イスラエルへの預言

ホセア書は、前半(1~ 3章、ホセアの結婚生活)と後半(4 ~14 章、北王国イスラエルへの預言)に分かれます。きょうの箇所から、後半の部分に入ります。
「イスラエル人よ。主のことばを聞け」というのは、預言を語る際の定式句です。ここでは、主がイスラエルの民と「言い争われ」ます。(1)主がイスラエルの民を告訴する理由は、彼らに「真実」、「誠実」、「神を知る知識」が欠けているからです。特に、知識の欠如けつじょがきびしく糾弾きゅうだんされます。彼らが無知なのは、彼らに神を知る知識が与えられなかったからではありません。彼らは、与えられた知識を拒否した結果、それを失ったのです。(2)彼らは「真実」と「誠実」を捨て、律法に違反する生活を送っていました。2節には、「ただ、のろいと、欺きと、人殺しと、盗みと、姦通がはびこり、流血に流血が続いている」とあります。これらの罪は、すべて律法違反の罪、特に十戒に違反する罪です。(3)その結果、イスラエルの地が呪われるようになります。地には産物を生み出す力がなくなり、動物界も繁殖力を失います。その上、海の魚さえも絶え果てるのです。

祭司の罪

次に、祭司たちの罪が糾弾されます。(1)祭司とレビ人とは、単に神殿での祭儀を行っていたのではありません。彼らには、イスラエルの民を教える義務がありました。(2)その使命を果たすために、レビ族には所有地が与えられず、彼らは12部族の領地の中に分散して住んだのです。モーセの律法を民に教えるために、彼らはイスラエルの地に散らばって生活しました。(3)当時は、一般庶民が聖書写本を所有することは不可能でした。それを所有できたのは、祭司とレビ人だけです。(4)しかし、彼らは主から与えられた使命をないがしろにし、自分勝手な生活をしていました。(5)さらに、預言者たちも堕落した生活を送っていました。(6)「わたしはあなたの母を滅ぼす」とありますが、その意味は、「国(母)が滅びる」ということです。
主のしもべたちがその使命を忘れる時、主の裁きが地に下ります。それは、道を外した神の民を矯正するための神のむちです。パウロは、「私たちは自分自身をべ伝えるのではなく、主なるキリスト・イエスを宣べ伝えます。私たち自身は、イエスのために、あなたがたに仕えるしもべなのです」(コリント4:5)と語っています。主から、「よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、私はあなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ」(マタイ2521)とのおほめのことばをいただけるように、主の御心の道を歩もうではありませんか。

きょうの祈り

天の父よ。どうか私を忠実なしもべと認めて、私をお用いください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

創世記39~40、マルコの福音書14