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ホセア書3:1~3

1 主は私に仰せられた。「再び行って、夫に愛されていながら姦通している女を愛せよ。ちょうど、ほかの神々に向かい、干しぶどうの菓子を愛しているイスラエルの人々を主が愛しておられるように。」

2 そこで、私は銀十五シェケルと大麦一ホメル半で彼女を買い取った。

3 私は彼女に言った。「これから長く、私のところにとどまって、もう姦淫をしたり、ほかの男と通じたりしてはならない。私も、あなたにそうしよう。」

ホセアに対する第二の命令

再び行って

きょうの箇所は、ホセアに対する第二の命令です。(1)1章から3章の間のどこかで、ホセアの妻ゴメルは再び遊女の生活に戻り、最後は奴隷に売られてしまいます。(2)その姿は、ちょうど、偶像に向かって情欲を燃やすイスラエルの民のようです。「干しぶどうの菓子」という言葉は、旧約聖書の時代には、「情欲の象徴」として用いられていたものです。(3)主はそのようなイスラエルの民を愛しておられました。それゆえホセアも、姦淫の末に奴隷となったゴメルを愛するようにとの命令を受けたのです。

彼女を買い取った

ホセアは主の命令に忠実に行動しています。(1)彼は、奴隷市場で売りに出されているゴメルを買い取りました。(2)その価格は、銀15 シェケルと大麦1ホメル半でした。大麦1 ホメル半は、銀15 シェケルと同じ価値があったと思われます。つまり、ホセアは合計銀30 シェケル分の代価を払って彼女を買い取ったのです。(3)この価格は、出エジプト記2132 と関係があります。「もしその牛が、男奴隷、あるいは女奴隷を突いたなら、牛の持ち主はその奴隷の主人に銀貨三十シェケルを支払い、その牛は石で打ち殺されなければならない」。銀貨30シェケルは、死んだ奴隷の値段だったのです。ゴメルはその程度の価格で売買されていました。つまり、彼女は女性としての魅力もなくなり、だれも彼女を欲しいとは思わない状態になっていたのです。(4)そのような落ちぶれ果てたゴメルを求めたのは、ホセアだけでした。
ゴメルを買い戻したホセアは、彼女にこう言います。「これから長く、私のところにとどまって、もう姦淫をしたり、ほかの男と通じたりしてはならない。私も、あなたにそうしよう」。(1)彼女は、ほかの男と関係を結んだり、結婚関係に入ったりはしなくなります。(2)と同時に、ホセアもまたある時までは、彼女との夫婦関係を控えるようになります。これは、彼女にとっての謹慎期間なのです。(3)ホセアとゴメルに起こったことが、そのまま主とイスラエルの民との関係に適用されます。それが、次回学ぶ4 節、5節の意味です。
神を知る前の私たちは、奴隷状態に陥ったゴメルのような存在でした。この世にあっては、なんの希望も夢もなかった私たちを、父なる神は愛してくださいました。ホセアの悲痛な体験を通して、神の愛とあわれみの深さが見えてきます。神の愛に信頼を置く者は幸いです。

きょうの祈り

イエス・キリストの父なる神さま。この世にあってなんの希望も夢もなかった私を買い戻してくださり、心から感謝します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

創世記35~36、箴言3